ブックタイトルプレミアムヘッドホンガイド Vol.19
- ページ
- 110/132
このページは プレミアムヘッドホンガイド Vol.19 の電子ブックに掲載されている110ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは プレミアムヘッドホンガイド Vol.19 の電子ブックに掲載されている110ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
プレミアムヘッドホンガイド Vol.19
\OPEN[ オープンエアー・平面磁界駆動型 ] 投 票No.167 D8000final 技術的にもサウンド的にも、画期的なヘッドホンが登場した。それがfinalのフラグシップモデル「D8000」だ。最大の注目といえるのが振動板の動作を空気の粘性を利用して制御する独自技術「AFDS」だ。この技術は、平面磁界駆動型の振動板両側にパンチングメタルを配置、空気が持つ粘性を巧みに活用することで、振動板に理想の動作をさせるというもの。マイク用としては1970年代から研究されているようだが、ヘッドホンに活用されたのはD8000が初めてとなっている。一方で、中高域の特性を向上させるために平面磁界駆動型ドライバーそのものにもさまざまな工夫が施されている。まず、70mm口径振動板の厚みを12μmまで薄型化。一般的な振動板の半分以下にすることで、格段の応答性を確保。加えて、振動板にコルゲーション(同心円状の凹凸)加工を施すことで剛性を高め、キレのよい、それでいて歪みのないサウンドを実現している。 実際のサウンドを聴くと、ピシッと定まって揺るぎのない定位感と、どこまでも広がる広大な音場表現に思わず驚く。ここまで正確に空間を描写するヘッドホンは、いままでに聴いたことがない。また、歪み感のまったくない正確な音再現性にも感心した。良質なモニタースピーカーで聴いているかのような、正確無比でリアルな音を聴かせてくれる。ヘッドホンのサウンドを新たなる時代に推し進める、画期的なサウンドを持ち合わせる製品だ。(野村ケンジ)画期的な平面磁界駆動型でヘッドホンの新時代を切り拓くSPEC ●型式:オープンエアー・平面磁界駆動型 ●ドライバー口径:70mm ●再生周波数帯域:非公開 ●インピーダンス:60Ω ●ケーブルの長さ:1.5m/3.0m ●質量:523g ●付属品:1.5mケーブル(ステレオミニ)、3.0mケーブル(標準)、ヘッドホンスタンド左)ハウジングはアルミとマグネシウムの合金製で、心地よい装着性に配慮しつつも質実剛健な佇まい。表面にはレザートーン塗装が施されている。ケーブルは着脱可能。右)写真のアルミ削り出し専用ヘッドホンスタンドのほか、ステレオミニプラグ採用1.5mケーブルと、標準プラグ採用3.0mケーブルが付属。振動板を空気の粘性で制動振動板に「AFDS」を搭載。振動板をパンチングメタルで挟み、振動板とパンチングメタルの間にある空気の層の粘性を利用することで振動板を制動。これにより、繊細な高域表現を犠牲にせず、量感と開放感を兼ね備えた低域を実現している。Detail?抽選で豪華商品が当たるプレゼントアンケートはこちら!問S’NEXT(エスネクスト)http://snext-final.com厳選PremiumOverheadHeadphones 03110 PREMIUM HEADPHONE GUIDE