ブックタイトルプレミアムヘッドホンガイド Vol.19

概要

プレミアムヘッドホンガイド Vol.19

パイオニアからの スポーツに使うなら、これがベスト！お問い合わせ：オンキヨー＆パイオニア http://pioneer-headphones.com/ランニングやフィットネスのお供にぴったりのワイヤレスイヤホンが、パイオニアから登場した。抜群の装着性を誇る「E7 wireless（SE-E7BT）」と、普段使いにも最適な「CL5 wireless（SE-CL5BT）」だ。いずれもビートの効いたサウンドと、スマホアプリとの連携機能を持った、スポーツイヤホンの決定版となっている。文／山本 敦防滴仕様で外れにくく、アプリ連携も！　パイオニアから、音楽とスポーツを同時に心地よく楽しむための新製品「E7 wireless(SE-E7BT)」が登場した。クリアなサウンド、快適な機能性を追求したワイヤレスイヤホンで、耳に掛けて装着するイヤーフック、または外耳のくぼみにフィットさせるセキュアイヤーフィンの2種類から装着方法が選べる。イヤーフックには柔軟にしなるエラストマー樹脂が採用されているので、柔軟に安定したフィット感が得られる。さらにイヤーハンガーとイヤホンの接合部に360度ぐりぐりと回転するボールジョイントを組み込んだ「3D Active Fit」により、体を激しく動かすランニングやトレーニングも気兼ねなく楽しめそうだ。音漏れも防げる。汗や雨にも強いIPX4相当の防滴仕様としている。左右イヤホンを結ぶケーブルは極細タイプなので、体に触れて発声するタッチノイズが非常に少ないことも魅力といえるだろう。　もっとも、ここまでは機能性の話。オーディオブランドのパイオニアのスポーツイヤホンなのだから、当然「音質」は期待したいところだ。本体には9mm口径のダイナミック・ドライバーを搭載している。同じBluetoothの高音質コーデックである「aptX」に対応しているスマートフォンやオーディオプレーヤーにつなげばより一層クリアな音が楽しめる。iPhoneのサウンドを完璧に引き出せるAACコーデックにも対応した。　オンキヨーのスマートフォン“グランビート”「DP-CMX1」とつないで、E7 wirelessの音質を確かめた。高域・中域の切れ味が鋭く、音色の彩度が高い。ボーカルの細かなニュアンスがクリアに再現されるので、スポーツをしながらお気に入りのロックやポップスを思う存分聴けるだろう。低音はタイトで中高域とのつながりがよく、EDMなどのアップテンポな音楽をパワーに変えて、ランニングのペースを快適にキープできそうだ。バッテリーはフル充電から最長7.5時間のスタミナを備えているので、長時間のワークアウトもゆったりと音楽を聴きながら楽しめそうだ。より通勤・通学の普段使いをメインにするなら、衣服に装着できるクリップ機能を備えた「CL5 wireless(SE-CL5BT)」もラインアップしているので、そちらもおすすめだ。　ただ、長時間スポーツと音楽に夢中になってしまうと、スマホに届いたメールやSNSのメッセージを見逃しがちだ。そんな時は、オンキヨー＆パイオニアグループがイヤホンのスタートアップ企業、ネイン社と共同で開発したAndroidTMスマホ向けの通知アプリ「NotificationApp」を活用しよう。アプリを立ち上げると、通知を読ませたいメールやメッセージ、LINE、Twitterなどのアプリをリストから選択できる。音声エンジンが届いたメッセージのテキストを読み上げてくれるので、スマホを手に取らなくても大事な情報を聞き逃さずに済む。スポーツ以外にも通勤電車の中でも便利に使えそうだ。音声読み上げアプリ「Notification App」どの情報を読み上げるか、どのくらいの速度や音量にするかなど、細かく設定しておくことができる。CHECK！スマホに届く、メールやSNSなどのメッセージやニュース情報などを、音声で読み上げてくれるアプリ（2017年11月現在、AndroidTMに対応）だ。利用するには専用のワイヤレスヘッドホンが必要となるが、「E7 wireless（SE-E7BT）」と「CL5 wireless（SE-CL5BT）」は、どちらもこのアプリに対応している。フィットネスジムでのトレーニング中や、満員電車での移動中などに重宝すること請け合い！34 PREMIUM HEADPHONE GUIDE