ブックタイトルプレミアムヘッドホンガイド Vol.19

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概要

プレミアムヘッドホンガイド Vol.19

 昨年登場したiPhone 7でイヤホンジャックがなくなったことをきっかけに、ここ1年でワイヤレスイヤホン/ ヘッドホンの人気が爆発的に盛り上がっている。特に最近、熱い視線が注がれているのが、左右のケーブルさえ存在しない「完全ワイヤレスイヤホン」だ。そこに満を持して登場したのが、ボーズ初の完全ワイヤレスイヤホン「SoundSport Free wireless headphones」だ。左右が独立するメリットである装着性と利便性を持ちながら、ボーズならではのユーザビリティと音質も兼ね備えているモデルである。 SoundSport Freeにはいくつか注目すべきポイントがあるが、大きな魅力としてまず挙げられるのが、「音切れのしにくさ」である。完全ワイヤレスイヤホンは人間の頭部を挟む形で電波が飛ぶので、音切れやノイズが発生しやすいことが問題となる。そのような状況下で安定した再生を実現するために、本機ではハウジング内に配されるアンテナの位置を工夫するなど、音切れを強力に防止するための設計が施されている。実際に、本機で音楽を聴きながら雑踏の中を歩いてみたが、音切れはほぼ発生しなかった。 耳から落ちづらい良好なフィット性と快適な装着感を備えていることもポイントだ。ハウジングは見た目には小さくはないが、片側9グラムと軽量で、ボーズ独自の「StayHear+ Sportチップ」により耳にはめた安定感は抜群。さらにIPX4の防滴仕様により、ランニングなど汗をかくスポーツ中も使用できる。 そして気になる音質だが、オーディオ的な表現をするならば、明瞭な高域と密度感がある中域、そして低域の力感とキレを両立した本格志向の音といえる。完全ワイヤレスでもボーズが持つ音質的なアイデンティティが不変なことに嬉しくなる。 装着感がよく、音切れもしにくいSoundSport Freeは様々なシチュエーションで使用できる1台だ。付属アイテムであるイヤホン部を収納する充電ケースも便利。さらに、専用アプリ「BOSEConnect」をスマホにインストールすれば、最後に本機を使用した場所を地図で表示できる追跡機能「Find My Buds」を使えるようになる。完全ワイヤレスイヤホンとしての快適なユーザビリティを後押ししてくれる、全方位的な完成度を備えた素晴らしい製品だ。ボーズサウンドを自由なスタイルで軽快な装着感と信頼のあるボーズサウンドで、ワイヤレスヘッドホンのシーンを牽引するボーズ。人気を集めるボーズから、「完全ワイヤレス」と「Googleアシスタント」という異なる個性をもった新作が今冬登場した。いずれも私達のライフスタイルに、新たな感動と利便性をもたらしてくれる逸品である。早速詳細を見ていこう。文/土方久明 写真/田代法生、広井一成(P35)暮らしを変えるボーズの ボーズの新作、あなたはどっちを選ぶ?もう、何にも縛られないBoseSoundSport Freewireless headphonesColorSPEC ●連続音楽再生時間:約5時間(フル充電時)、付属のケースで2回のフル充電に対応 ●質量:18g(イヤホン部、ペア)、80g(ケース) ●外形寸法:25W×32H×30Dmm ●付属品:充電ケース×1、StayHear+ Sportチップ(S/M/L)、充電用USBケーブル\27,000(税抜) 投 票No.044完全ワイヤレスイヤホン36 PREMIUM HEADPHONE GUIDE