ブックタイトルプレミアムヘッドホンガイド Vol.19

概要

プレミアムヘッドホンガイド Vol.19

NECKBANDネックバンド型バッテリー長持ちでポータビリティもよし！ケーブル部を首にかけて使う「ネックバンド型」は、もっともメジャーなスタイル。装着性がよく、イヤホンをなくしてしまう心配もほとんどありません。チェックしてほしいのはバッテリー。連続再生時間の長さはもちろん、どこに内蔵されているかによって、装着性のよしあしに大きな差が出ます。そのほか、音楽を聴いていないときのデザインやポータビリティもポイントです。HEADBANDヘッドバンド型サウンドも機能も個性で選べる！ヘッドホンの場合、イヤホンよりも、ドライバーやバッテリーなどに充てられる容積が大きく、そのために音や機能にメーカーごとの個性が与えられやすいメリットがあります。逆にいえば、それだけ自分に合うモノが見つけにくい、ともいえます。まずは、軽快さの「オンイヤー」か、遮音性の「アラウンドイヤー」か。次にデザイン、機能と絞り込み、好みのアイテムを探しましょう。TRUE WIRELESS完全ワイヤレス＞＞＞ まずは装着スタイルからこの価格帯を狙え！ この価格帯を狙え！ この価格帯を狙え！いわゆる「バンド部分」がなく、リモコンやクリップなどをつけた簡易的な構成のアイテムがほとんど。シンプルがゆえに、どのモデルも見た目があまり変わらないのですが、装着性にまでしっかりこだわって作られていないものは、総合的な完成度も低いことが多いので注意。また、音質面で一定水準のクオリティを求めるなら、この価格帯は信頼できるブランドの商品を選ぶべきです。\5,000～\10,000この価格まで来ると、心地よい装着性だけでなく、デザイン性も追求できるため、ファッション的なこだわりも大いに盛り込むことができます。そのほか「ノイズキャンセリング」や「スマホアプリ連携」に対応したり、イヤホン部分だけを着脱できたり、音質だけでなく、機能面にまでこだわった商品選びができるようになります。\15,000～\20,000かつてBluetoothというと、音質は「おざなり」でしたが、もはやそれは過去のハナシ。いまは、国内外の大手ブランドから、多彩なカラーバリエーションと、わかりやすい音質チューニングを纏ったアイテムが、この価格帯にも揃っています。機能的に尖ったモデルというよりも、音質とデザインを高次元で融合させた「総合力の高いアイテム」を、安心して選ぶことができます。\10,000～\20,000完成度の高いアイテムが揃うカテゴリーだけあって、ハイレベルな付加価値が用意されます。圧倒的な静けさが得られる「ノイズキャンセリング」機能搭載モデルや、レザーやメタルが配された、クラフツマンシップ溢れる舶来品まで、豊富なラインアップから選べます。ただし、対応コーデックはまちまちなので、ハイレゾ級サウンドにこだわるなら要チェック。\30,000～\50,000「完全ワイヤレス」に入門するなら、まずはこの価格帯から。まだまだ誕生したばかりのカテゴリーであるため、現状ではブランド数は決して多くありません。そのなかで一定水準を超えるクオリティを求めるなら、ベーシックなデザインとシンプルな使い勝手、コンパクトなボディにこだわった「優等生」を選ぶことが、失敗しないためのポイントといえます。\10,000前後この価格まで来ると、ノイズキャンセリングやスマホアプリ連携、防滴防塵のスポーツ仕様、タッチセンサーなど、機能面においても個性がさまざま。選ぶ楽しさがグッと増してきます。ほかの装着スタイルとは異なり、多くのアイテムが、操作性を高めるためのアプリを用意しているのもポイントで、その完成度もまた、音質のよしあしと同様に、満足感を左右する大きな要素になります。\20,000～\30,000左右独立型らしい自由なスタイル！ケーブルがまったくない、左右独立型の「完全ワイヤレス」。利便性はピカイチです。しかしイヤホン部にすべてのパーツを集中させる構成のため、設計の難易度が高く、完成度はまちまち。イヤホン部のサイズやバッテリー容量、左右の音切れに対する工夫、スマホアプリ連携など、各社こだわりポイントもさまざま。「日進月歩」のカテゴリーで、今後もさらなる革新が期待されます。PREMIUM HEADPHONE GUIDE 43