ブックタイトルプレミアムヘッドホンガイド Vol.19
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プレミアムヘッドホンガイド Vol.19
VS現在数多くのイヤホンが発売しているが、本格的なオーディオファンが「コスパが高い」と感じる価格帯が1万円台だ。本誌の読者アンケートでも、この価格帯を狙う人が多く、ヘッドホンメーカー各社が力をいれている激戦区である。今回は新登場する1万円台のイヤホンから、実力派ブランドを2つご紹介したい。いずれもこの価格帯初挑戦となるが、ドライバー開発に力をいれるなど技術力、音質ともに一級品だ。異なる両者の個性を、岩井 喬氏が解説する。文/岩井 喬 写真/田代法生(P96-97) イヤホン決戦価格以上のスペックを備える 1D+2BAハイブリッド機F9 PROF9F9F9 PRO「EDC Velvet」。その対抗馬は近年数多くの名機を生み出したダイナミック・ドライバー+バランスド・アーマチュア(BA)型ドライバーを組み合わせたハイブリッド構成のFiiO「F9 PRO/F9」だ。いずれのモデルも金属筐体を用いており、外観を含めた質感としても価格を感じさせない高級な質感を持つ点は共通している。また、商品企画や音響設計の観点ではそれぞれ異なるアプローチを採用しながら、両製品とも1万円台という価格が信じがたい魅力的なモデルに仕上がっている。EDC Velvetはリモコン対応のケーブルを採用するなどスマホ直指しでの利便性を考慮しつつ、日常のあらゆるシーンで人気のNOBLE AUDIOのサウンド・シグネチャーを楽しんでもらうことを意図して企画された製品だ。他方で、F9シリーズは従来他社の高額イヤホンで採用されてきたドライバーをこの価格帯製品に投入する価格破壊的な商品で、オーディオファン目線ではまさに驚愕のハイコストパフォーマンスを実現した注目の製品だ。 各メーカーのターゲットの違いも含め、次ページでは各モデルの特徴とサウンドについて、さらに掘り下げて解説していこう。PREMIUM HEADPHONE GUIDE 97