ブックタイトルPREMIUM HEADPHONE GUIDE WINTER [Vol. 13]

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概要

PREMIUM HEADPHONE GUIDE WINTER [Vol. 13]

各パーツの名称ヘッドホンは構造の違いで音漏れの度合いが変わるため用途にあわせて選ぶべき。シンプルに見えて奥深いヘッドホンの構造から音質が決まるポイント、基礎用語まで紹介します。 ヘッドホンはデザインや構造の違いで、特徴が大きく異なる。そのため、用途に応じた選び方が必要だ。 まず、ヘッドホンの種類には、耳を覆うタイプでやや大型になる「アラウンドイヤー型」と、耳の上にのせるタイプで小ぶりな「オンイヤー型」とある。一部モデルは、アームが折りたためたり、ハウジングを90 度スイーベルできたりもするので、よく鞄にしまう人はこの機構にも注目だ。 ヘッドホンの外側の箱にあたるハウジングが密閉されているか、いないかの違いが、音漏れと音質に影響する。密閉されている「密閉型」は、遮音性が高く外でも使え、低音再生が持ち味。一方、密閉されていない「オープンエアー型」は、音が漏れるため室内用途中心だが、自然で聴き疲れのない高音が魅力だ。また、側圧も低音再生に影響するので確認が必要だ。 各社のこだわりは、イヤーパッドの材質からケーブルまで細部に渡る。音質はこうしたパーツの総合力で決まるので、しっかりチェックして選んでほしい。再生周波数帯域ヘッドホンが再生できる低音域から高音域までを数値化したもの。人の可聴領域は20Hzから20,000Hzまでといわれるが、この値で最終的な音質が決まるわけではない。インピーダンスヘッドホンが持つ電気抵抗の大小を表した数値。駆動力の小さなポータブルプレーヤーとは、この数字が小さいヘッドホンの方が電力効率をよくでき、充分な音量を確保できる。能率この数字が大きい方が、同じボリュームでより大きな音量が得られる。数字が小さいと適切な音量が得られないことがある一方、大きすぎても今度は調節が難しくなる。種類と構造が異なれば用途も音質も変わる!ヘッドホンの選び方スペックの読み方ハウジングの構造による違いプラグヘッドバンドバッフルアームイヤーパッドスライダーCHECK!ハウジングオープンエアー型ハウジングが開放され、聴き疲れしにくく、自然で広がりのある音が魅力。その一方で、音は周囲に漏れやすくなる。密閉型ハウジングを密閉し、遮音性を高めた構造。力強い低音再生が魅力で、迫力のある音が楽しめる。How to choose Headphones112 PREMIUM HEADPHONE GUIDE