ブックタイトルPREMIUM HEADPHONE GUIDE WINTER [Vol. 13]
- ページ
- 57/116
このページは PREMIUM HEADPHONE GUIDE WINTER [Vol. 13] の電子ブックに掲載されている57ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは PREMIUM HEADPHONE GUIDE WINTER [Vol. 13] の電子ブックに掲載されている57ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
PREMIUM HEADPHONE GUIDE WINTER [Vol. 13]
「エレコムが高級イヤホン!?」と、PCに詳しい人だったら思わず驚いてしまうかもしれない。PCやスマホのアクセサリーが得意で、高いコスパを実現するエレコムが、なんと高級イヤホンを手がけることとなったのだ。それだけでも英断とはいえるのだが、そこはさすがエレコム。実機を手に取ると、高級モデルでも期待を裏切らないモノづくりが貫かれている。 今回、ラインアップしたイヤホンは上位機「EHP-CH2000」と「EHP-CH1000」の2機種。ともにゴールドとシルバーの2色展開で、スマホ対応モデルも用意される。 スタイルは、ダイナミック型ドライバーを搭載したカナル型イヤホンという、ごくごく一般的なものだ。しかしながら、そのディテールを細かくチェックすると、かなり特徴的で、手の込んだ作りになっていることがわかる。たとえばEHP-CH2000の12.5mm口径のドライバーは、ラジアル構造のリブを設けた高剛性振動板を使用することで異常振動を抑制。一方で内部構成はドライバー、ボールピース、マグネットを同軸上に配置する音孔構造“MagneticTurbo Axial PortTM"を世界で初めて採用。これに真鍮製のハウジングを組み合わせることで、全帯域に渡るスムーズなレスポンスと、歪み感のないクリアなサウンドを実現している。 ユーザビリティに関してもかなりの配慮がされている。ケーブルには、細かいスリットを入れることで絡みにくくしつつ、同時に耐久性に優れたエラストマー素材を採用。2段階の固定部分がある“デプスフィットイヤーチップ"を新開発している。 このように高級機ならではの贅沢で細やかな作りを施した「EHP-CH2000」「EHP-CH1000」だが、音質面では“ハイレゾ対応”という点に注目だ。5~40,000Hzという超ワイドレンジな再生周波数帯域をカバーするとともに、音楽CDの3倍以上という高解像度サウンドにしっかり対応するという。 実際のサウンドを確認してみると、確かに“ハイレゾ対応”を謳うだけあって、基礎体力の高さを持ち合わせていることがわかる。メリハリの表現が明瞭でダイナミック。それでいて階調は細やかなニュアンスまでしっかり表現してくれるので、ハイレゾ音源ならではの音数の多さ、サウンドのリアルさをしっかり楽しませてくれる。特に上位機「EHP-CH2000」は、高域がとても伸びやかで、キラキラと輝くかのような美しい響きを伴っており、ピアノや金管楽器の音がとても煌びやかだ。女性ボーカルもヌケのよい、溌剌とした歌声を楽しませてくれる。一方低域はしっかりした量感を伴っているため、EDM系の音楽もかなりのパワー感を楽しめる。この元気さは、大きな魅力だ。ハイレゾ音源の情報を余さず再現音数もエネルギーも充実対応イヤホン逸品高剛性真鍮製ハウジングMagneticTurbo Axialy Portお問い合わせ:エレコム ?0570-084-465 http://www.elecom.co.jp/EHPCH1000ダイナミック型イヤホン\OPEN 投 票No.096SPEC ●ドライバー口径:9.8mm ●再生周波数帯域:5~40,000Hz ●インピーダンス:16Ω ●ケーブルの長さ:1.2m ●質量:約9gEHPCH2000S\OPEN 投 票No.097EHPCH1000S\OPEN 投 票No.098スマートフォン対応モデルDETAIL真鍮ハウジングで剛性を高めた設計。ドライバーはラジアル構造の8本のリブを設けており、前置きマグネット方式を採用。ボールピースに対する中心からマグネットのセンターに孔を設ける音孔構造<Magnetic Turbo Axial PortTM>によって、全帯域にわたるスムーズなレスポンスを追求している。世界初”Magnetic Turbo Axial PortTM”PREMIUM HEADPHONE GUIDE 57