ブックタイトルPREMIUM HEADPHONE GUIDE vol. 14
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PREMIUM HEADPHONE GUIDE vol. 14
世界初!ピュアオーディオのノウハウが息づくe-Q8の内部を大公開 歴史をひも解くと1918年まで遡るオルトフォン。レコードプレーヤーのカートリッジや高品位ケーブルなどの開発で名を馳せ、そのノウハウはポータブル製品にも脈々と息づいている。 そんな老舗オーディオ・ブランドのトップモデル「e-Q8」は、シングルのバランスド・アーマチュア(BA)・ドライバーを搭載するイヤホンだ。しかし、この言葉では、e-Q8の真価を知ることはできない。なぜなら、そのドライバーは他のモデルとは全く異なる、オルトフォンだけの革新的な設計が採用されているからだ。 まず、振動板を動かすコイルに、世界で初めて純銀線を採用している。通常は安価な銅線が使われる部分にも関わらず、高解像度サウンドを実現するために妥協せずに選んだこだわりだ。加えて、一般的にBAドライバーは小型化できることがメリットだが、e-Q8はボディ全てがBAドライバーと非常に大きい。振動板にいたっては、一般的なものの数倍にもなる独自仕様。さらに筐体サイズの余裕は、低域を増幅するチャンバーの容積確保にも寄与している。そして、ボディには切削アルミを、ケーブルは3種混合のハイブリッド仕様とするなど、そのこだわりは枚挙にいとまがない。オルトフォンだから実現できたアイデア。確かな価値を実感できる逸品である。オルトフォンのフラグシップイヤホン「e-Q8」。そのBAドライバーにはオーディオの老舗だからこそのアイデアが凝縮している。文/編集部ドライバーに他と異なる独創のアイデアを盛り込むSPEC ●型式:バランスド・アーマチュア型 ●再生周波数帯域:10~20,000Hz ●インピーダンス:12Ω ●ケーブルの長さ:1.2m ●質量:11.5g ●付属品:イヤーチップ(S/M/L)、低反発フォームチップ(L)、キャリングケース ほか\38,000(税抜) 投 票No.044e-Q8ortofone-Q8を大解剖!純銀線コイルを採用した軽量かつ堅牢、制振性にも優れたアルミニウムをボディの材料に採用。アルミ棒から直接削り出されるが、そこには日本の金属切削技術が活かされている。ボディは堅牢なアルミを削り出し03CHECK写真左が振動板、写真右が振動板を外した様子。通常のBAドライバーの数倍にもなる、この大型ドライバーをボディに直接マウントしている。大口径ドライバーを04 ボディにマウントCHECKポールピースドライバーユニットチャンバー振動板コイルマグネット一般的にBAドライバー(写真)は、かなり小型だが、e-Q8は、なんとイヤホン全体がほぼBAドライバーで、その大きさが余裕のある再生に寄与するのだ。イヤホンのほぼ01 全部がBAドライバー !CHECK電気信号をストレスなく伝送できる純銀線を、ドライバーのコイルに世界で初めて採用。そのコイルをつくる技術はカートリッジ開発で培ったものだ。世界初!02 コイルに純銀線を採用CHECKケーブルの信号線に使う線材は、4Nグレードの銀コートOFCと、OFC、ケブラーの3種混合。ケーブルブランドとしてのノウハウは、細部にまで渡る。ハイブリッドの05 ケーブル線材CHECK38 PREMIUM HEADPHONE GUIDE お問い合わせ:オルトフォンジャパン ?03-3818-5243 http://www.ortofon.jp/