ブックタイトルPREMIUM HEADPHONE GUIDE vol. 14
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PREMIUM HEADPHONE GUIDE vol. 14
パイオニアの矜持が詰まった孤高のフラグシップが誕生!\OPEN[ オープンエアー・ダイナミック型 ] 投 票No.101 SE-MASTER1問オンキヨー&パイオニア イノベーションズhttp://pioneer-headphones.com/ パイオニアが超ハイエンドヘッドホンをリリースするという一報を、本誌の雑誌版が掲載したのが昨年の10月。その噂のモデルが遂に発売された。モデル名は「SE-MASTER1」。パイオニアの技術の粋を結集させた超弩級モデルだ。本機には、革新的な技術的要素が凝縮しており、例えば、高硬度セラミック皮膜を表面に形成させたアルミニウムの振動板による新開発ドライバーユニットの採用や、そのドライバーを背面から抱え込み、ベース部に固定し不要な共振を低減させる「フルバスケット方式」、パーツの連結箇所にゴム部材を挟みこみL側、R側の相互の音の干渉を防ぐ「フローティング構造」の採用などにより、再生周波数帯域の上限85,000Hzという脅威の性能を実現している。 本機から叩き出される音でまず驚いたのは、ベースやドラムスなど中低域楽器のゴリッとした迫力。繊細さに寄った音を想像していたが予想外の好感触だ。ドスンとした低さ太さだけではなくドンッ!という速さも備え、心地よく大柄な低音なのに他の帯域を邪魔しない。対しての高域も鋭く、厚みのあるシンバルに、シャープでいて嫌な刺さり方はしない女性ボーカルと充実。そして低域から高域までキレや抜けがよく、空間に音が余計に溜まらないため、見晴らしも素晴らしい。しかもそれら要素がバランス駆動でさらに伸びるのだから驚愕以外なにものでもない。まさにパイオニアの矜持そのものといえる逸品だ。(高橋 敦)革新的技術により脅威のスペックを実現SPEC ●型式:オープンエアー・ダイナミック型(前面密閉/背面開放) ●ドライバー口径:50mm ●再生周波数帯域:5 ~85,000Hz ●インピーダンス:45Ω ●ケーブルの長さ:3.0m ●質量:460g(ケーブル、テンションロッド含まず) ●付属品:テンションロッド(A:径1.6mm、B:径2.0mm)左)コネクターにMMCXを採用した着脱式ケーブルにより、リケーブルにも対応。ヘッドホンの側圧を好みに合わせて調整できる「着脱式側圧コントロール構造」を採用し、側圧強め/側圧弱めの2本のテンションロッドを付属。右) ヘッドバンドにはシリアルナンバーが刻印。最高峰モデルを所有する喜びを感じさせてくれる。組み立ては全て“ハンドメイド”「SE-MASTER1」の組み立てには緻密な精度が求められるため、作業は山形県天童市にある東北パイオニア工場で、熟練した専任マイスターによる手作業で行われている。“ メイド・イン・ジャパン”の極み、モノづくり大国の矜持がココにある!DetailPIONEEROverhead Hi-Res Headphones 0480 PREMIUM HEADPHONE GUIDE ?抽選で豪華商品が当たるプレゼントアンケートはこちら!“ハイレゾ”を鳴らし切る