ブックタイトルプレミアムヘッドホンガイド Vol.15
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プレミアムヘッドホンガイド Vol.15
グリーンレッドホワイトブラック この数年、アジア発のイヤホンブランドの攻勢が続いている。それまでは本国で評価されるチューニングを行った製品が中心であったが、昨今はよりニュートラルなサウンドバランスを持つ本格派志向のものへと変移しつつあるようだ。iSOUNDが展開するMUIXブランドもまたそうした本格的なサウンドを目指して製品開発を続けており、OEM供給で培ったノウハウも生かしながら、価格を感じさせない脅威の実力を持つラインアップを展開している。このMUIXブランドの中でもユニークなのが、「Air Cycle Control Technology」による「Dual SoundSystem」を搭載した実売3,500円前後の入門機「IX1000」だ。DualSound Systemはハウジング面に設けたコントロールレバーによって、筺体内部の空気を抜く量を調節できるようになっており、FLATSOUNDとACTIVE BASS、2段階の切り替えが可能である。基本的なサウンド傾向は誇張のない素直でナチュラルなものであり、弦楽器やピアノなど高域にかけての鮮度感も高く、ヌケよく爽やかな音場を楽しめる。低域は控えめだが適度な量感を持ち、ウッドベースも弾力よく表現。ボーカルはキレよくすっきりと描く。ACTIVE BASSモードはベースのアタック感が増すが、ボンつくことのない明瞭な低域変化となる。各モードの音質も価格以上の優秀なバランスであり、ハイレゾ音源のクリアな空間性も楽しむことができる圧倒的にC/Pが高いモデルだ。驚異のコスパ! バランスのよさは一級品「原音」と「低音」の使い分け岩井 喬氏が考える低音重視SPEC ●型式:ダイナミック型 ●ドライバー口径:10.1mm ●再生周波数帯域:20~ 20,000Hz ●インピーダンス:24Ω ●ケーブルの長さ:1.2m ●質量:14.5g ●付属品:イヤーチップ(S/M/L)MUIXオリジナルモデルの第一弾。実勢価格4,500円を切る価格ながらも再生するサウンドに魅了されるファンが続出する人気モデルだ。レッドホワイトブラック価格対性能比を表すコストパフォーマンスが優秀として評価される「IX1000」。レバー調整で2つのサウンドが楽しめる独自機構も、本機の魅力のひとつだ。ここではオーディオ評論家の岩井 喬氏が、それぞれのモードの魅力を語る。取材・文/岩井 喬(オーディオ評論家) 写真/田代法生音楽ジャンルにあわせて使おう!原音と低音FLAT SOUND ACTIVE BASSの場合EDMの密度高くノリのよい1 ベースの躍動感を聴くクラシックの自然な音場感、1 余韻の美しさを堪能ロックギターの豊かな2 ディストーションを楽しむキレよく澄んだ女性ボーカルの2 クールな描写力バラードをゆったりと3 落ち着きよく表現小編成ジャズのストレートな3 音色を味わうレバーを左にするとレバーを右にすると原音志向FLAT ACTIVESOUND BASSの場合SPEC ●型式:ダイナミック型 ●ドライバー口径:10.1mm ●再生周波数帯域:20 ~ 20,000Hz ●インピーダンス:16Ω ●ケーブルの長さ:1.2m ●付属品:イヤーチップ(S/M/L)\OPEN 投 票No.147IX1000MUIXLINEUP\OPEN 投 票No.148IX3000MUIX106 PREMIUM HEADPHONE GUIDE お問い合わせ:アイサウンド http://i-sound.co.jp/