ブックタイトルプレミアムヘッドホンガイド Vol.15

概要

プレミアムヘッドホンガイド Vol.15

全ては上質な音の「CLASS -S」本格始動　JVCが放つヘッドホンの新提案“CLASS-S”。“原音探究”を軸として、長年培った音響技術を結集したこだわりの高音質と、上質な価値を追求したワンステップ高いグレードを実現する新ラインだ。第一弾として登場した「SIGNA」は、そのハイレゾ時代にふさわしい癖のない広帯域再生能力で発売早々評価を高めている。そしてこの度、オーバーヘッド型では初となる、木の振動板を用いた第二弾「WOOD」が誕生した。　JVCでは、木の振動板を用いたイヤホンもシリーズ化し好評を得ているが、今回は50umの極薄樺材シートを加工したウッドドーム振動板と、PEN振動板を融合させた新開発のハイレゾ対応40mmドライバーを採用。また、1テスラを超える強力な「ハイエナジー磁気回路」に加え、積層強化木を用いた「ウッド・オン・ハウジング」など、優れた音質を得るための工夫が凝縮されている。特にプレミアムモデルとなる「WOOD 01」は、より豊かな空間表現を実現させるため、メイプル素材のウッドプラグや響棒、ウッドバッフルを要所に配置。異種素材による制振効果を取り入れたサウンドチューニングにより、キリッとした鮮明な音像の表現と、豊潤な余韻の滑らかさを両立している。さらに、音響用ハンダの導入によって音像の純度感や空間の透明度も向上させており、オーケストラは爽やかな旋律を粒立ち鮮やかに描き、ホールトーンを厚く豊かに響かせる。ジャズのウッドベースも艶よいハリと胴鳴りの密度感を心地よく表現。ボーカルも潤いよく艶やかで凛とした輪郭を持たせている。　「WOOD 01」はプレミアムクラスにふさわしいキレよくソリッドな解像感と、クールで艶やかな質感描写に加え、スマートなハウジング構造からは想像できない、ウッドならではの豊かでふくよかな響きも同時に味わえる希少なモデルだ。「WOOD」と「SIGNA」、異なる個性を上質なサウンドで結び付けた“CLASS-S”の展開から、今後も目が離せない。JVCの新提案“CLASS-S”に待望の「WOOD」が誕生80 PREMIUM HEADPHONE GUIDE