ブックタイトルプレミアムヘッドホンガイド Vol.16

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概要

プレミアムヘッドホンガイド Vol.16

“215”がロングセラーである理由SHURE SE215/ SE215 Special Editionダイナミック型イヤーモニター\OPEN 投 票No.160SPEC ●型式:ダイナミック型 ●再生周波数特性:22~ 17,500Hz(SE215)、21~ 17,500Hz(SE215 Special Edition ) ●インピーダンス:17Ω ●ケーブルの長さ:1.62m(SE215)、1.16m(SE215 Special Edition ) ●付属品:イヤーチップ(シリコン:S/M/L、フォーム:S/M/L)、キャリングポーチお問い合わせ:完実電気 ?050-3388-6838 http://kanjitsu.com/shureアラウンド1万円の価格帯で“憧れ”を手に入る!1万円強の価格帯で鉄板イヤーモニターがある。それが「SE215」だ。プロミュージシャンが使う憧れのシュアを、毎日の通勤・通学で使え、今なお魅力が色褪せない理由を解説しよう。文/高橋 敦 写真/井上良一高い技術力シュアには内部が透ける「クリアー」が必ず用意される。それは技術に自信があるシュアだからできることだ。1憧れのシュア掛けミュージシャンと同じ耳掛け装着。別名で「シュア掛け」と呼ばれるほど、その装着性は高く評価されている。2プロに支持されるマイクと一緒に、ステージモニターとして多くのミュージシャンに使われるほど、信頼性の高いブランドなのである。3なぜシュアが高い人気を誇るのか!? 2011年に登場した「SE215」。その2年後に登場したアジア限定の特別モデル「SE215 Special Edition」。毎年多くのイヤホンが発売する中で、今なおこれら“215” は好調なセールスを続けている。3年以上前のモデルがなぜ今なお愛されるのか、その理由を確認しよう。 まずシュアのイヤーモニターは遮音性が非常に高い。それはトップモデル「SE846」でも、215でも変わらない。なぜなら、付属するイヤーチップが豊富で、フォームチップは3サイズあるため装着感は抜群によい。耳の穴のくぼみにフィットする筐体デザインやハウジング内に背圧調整用の空気孔を持たないことも、遮音性に大きく貢献している工夫だ。特にポートを持たない設計は、ダイナミック・ドライバーの振動板に負荷がかかり、音づくりが難しいのだが、振動板の強度を上げることで、遮音性とシュアサウンドの両立を実現しているという。 そうして完成したサウンドは非常に魅力的だ。SE215の音質傾向は実にニュートラル。過度な色付けを行わないシュアの上位モデルの系譜を受け継ぐものだ。一方、SE215 Special Edition は、より低音再生を強化したチューニングのため、イマドキのEDMに多い打ち込みの重低音から、70年代のハードロックの迫力まで太い音で鳴らしてくれる。 シュアらしい魅力に溢れるにも関わらず、アラウンド1万円の価格帯で購入できるSE215。この定番の地位はまだまだ揺るぎそうにない。シュアらしさを色濃く反映する215スタンダードモデル「SE215」カラーは写真のトランスルーセントブラックとクリアーの2色展開アジア限定の特別モデル「SE215 Special Edition」104 PREMIUM HEADPHONE GUIDE