ブックタイトルプレミアムヘッドホンガイド Vol.16
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プレミアムヘッドホンガイド Vol.16
米マイクブランドの初号機は革新的なモニターヘッドホン正確で脚色のないリアルなサウンド独自アジャスト機構を採用ヘッドホンアンプを搭載斬新な発想のマイクでミュージシャンから支持を集めるブランド、Blue Microphones。そんなブランドが、ヘッドホンの常識を打ち破るアンプ内蔵モデル「MO-F(I モーファイ)」を誕生させた。その個性的なルックスから放たれる音はまさにモニターサウンド。ぜひご堪能あれ! 文/岩井 喬お問い合わせ:ビーアイ・フォース http://biforce.jpSPEC ●型式:セミオープン型 ●ドライバー口径: 50 m m ●再生周波数特性: 15 ~20,000Hz ●インピーダンス:42Ω ●アンプ出力:240mW ●バッテリー駆動時間:約12時間 ●ケーブルの長さ:3 m ●質量:466 g●付属品:リモコン&マイク付きケーブル(1.2m)、充電用USBケーブル、標準変換プラグ、航空機用変換プラグ、キャリングポーチMO-FIBlue Microphonesよりほかにはない斬新的で魅力あふれるデザインを持つパワード・ヘッドホン「MO-FI」が登場した。同社は1995年アメリカで創業した比較的若いマイクブランドだが、他社と一線を画す大胆なデザインが大きな特徴で、マイク群はすでにプロの世界で高く評価されている。MO-FIはヘッドホンとしての構造をいちから見直し、モバイル端末からの再生時にパワーを補うためのアナログアンプを積んだ新提案モデルだ。F1カーのサスペンションを基に考案されたという「ヘッドバンド・マルチジョイント」は横から見ると鳥類の脚部骨格のごとくしなやかなつくりで、イヤーカップを平行に支えている。また頭頂部には側圧を調整できるユニークなダイヤルを備えており、フィット感も高い。内蔵アンプには低域増強を行うベースエンハンスも搭載。さらにアンプを切ったパッシブ状態で使用できる点も好ましい。音質はスタジオモニターも想定した、マイクブランドらしい正確な音の再現性を感じる脚色のないリアルな傾向だ。音像の厚みもバランスよくヌケ感も確保したサウンドはとても聴きやすい。内蔵アンプを使った再生では音像の輪郭を的確に捉えた引き締まったサウンドとなり、音場の見通しの深い高解像度でニュートラルな空間が展開する。ベースエンハンスの効果は低域の密度を高めて引き締める、筋肉質のマッシブな描写だ。高音質でありつつ個性的なスタイルにこだわる方には一押しのアイテムである。ヘッドバンドには、さまざまな頭の形状にあわせてジャストフィットする、独自のマルチジョイント機構を採用。また、イヤーカップを平行に保つ構造により、耳との高い密着度を実現。より音楽に集中できる。左のハウジングには完全アナログ仕様のヘッドホンアンプを搭載。「On」/「Off 」のほか、低域をエンハンスする「On+」の3モードを備え、ケーブル端子脇のスイッチで切り替えられる。MO-FIのサウンドクオリティをそのままに、ヘッドホンアンプ部を除いたモデル「LOLA」もラインアップ。価格は¥37,250(税抜)。(モーファイ)\49,750(税抜) 投 票No.184投 票No.185POINTLINE UP微調整ダイヤルで側圧を調整高さを調節。幅を調節。PREMIUM HEADPHONE GUIDE 111