ブックタイトルプレミアムヘッドホンガイド Vol.16
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プレミアムヘッドホンガイド Vol.16
各パーツの名称ヘッドホン選びの際に、もっとも大事なのが用途にあわせて選ぶこと。まず、使い方にあった型式や形状を選び、そこから音質や装着感などをチェックしたいものです。ここでは、もっと賢くヘッドホンを選ぶために、知っておきたい基礎知識をまとめました。 ヘッドホンはデザインや構造の違いで、特長が大きく異なる。そのため、用途に応じた選び方が必要だ。 まず、ヘッドホンの種類には、耳を覆うタイプでやや大型になる「アラウンドイヤー型」と、耳の上にのせるタイプでコンパクトな「オンイヤー型」がある。 そしてハウジングが密閉されているかどうかが、音漏れと音質に影響する。「密閉型」は、遮音性が高く、外でも使えて低音再生が持ち味。一方、「オープンエアー型」は、音が漏れるため室内用途中心だが、自然で聴き疲れのない高音が魅力だ。耳を押さえる力を示す「側圧」も音に影響するので確認が必要だ。また、インピーダンスも重視すべきスペックのひとつ。音づくりの一環で高いインピーダンス値を採用したヘッドホンは、ハイパワーのアンプを組み合わせると、適切な音質、音量をとることができる。 さらに、話題の「ハイレゾ音源」に対応しているかも要注目。対応スペックを満たすものなら、高解像度サウンドを臨場感豊かに味わうことができる。再生周波数帯域ヘッドホンが再生できる低音域から高音域までを数値化したもの。人の可聴領域は20Hzから20,000Hzまでといわれるが、この値で最終的な音質が決まるわけではない。インピーダンスヘッドホンが持つ電気抵抗の大小を表した数値。駆動力の小さなポータブルプレーヤーとは、この数字が小さいヘッドホンの方が電力効率をよくでき、充分な音量を確保できる。能率この数字が大きい方が、同じボリュームでより大きな音量が得られる。数字が小さいと適切な音量が得られないことがある一方、大きすぎても今度は調節が難しくなる。種類と構造が異なれば用途も音質も変わる!ヘッドホンの選び方スペックの読み方ハウジングの構造による違いヘッドバンドケーブルアームイヤーパッドスライダーコネクターCHECK!ハウジングオープンエアー型ハウジングが開放され、聴き疲れしにくく、自然で広がりのある音が魅力。その一方で、音は周囲に漏れやすくなる。密閉型ハウジングを密閉し、遮音性を高めた構造。力強い低音再生が魅力で、迫力のある音が楽しめる。How to choose HeadphonesバッフルPREMIUM HEADPHONE GUIDE 123