ブックタイトルプレミアムヘッドホンガイド Vol.16

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概要

プレミアムヘッドホンガイド Vol.16

 高品位なハイレゾ対応イヤホンやヘッドホン、ヘッドホンアンプなど、このところポータブルオーディオ機器にも力を入れてきているエレコム。大胆かつ絶妙なキャッチコピー「意外にいい音、エレコム。」という表現から分かるように、同ブランドが持つ“高いコストパフォーマンスを誇るPCアクセサリーメーカー”という浸透したイメージを把握しつつも、“音質に対して強いこだわりを持つプレミアム製品”という、新たなる価値観を提案し始めていることに、筆者はもちろんのこと、多くの人が注目しているのは確かな事実だ。 そんなエレコムから、新しいハイレゾ対応イヤホンが誕生した。30周年記念モデル「EHP-R/CC1000シリーズ」である。マイクなしとマイクありの2種がラインアップされ、価格はオープン。それぞれ実売で7千円前後、8千円前後が想定されているという。ハイレゾの高音質をカジュアルに楽しめる こちら、一見すると“手ごろな価格を実現したハイレゾ対応イヤホン”という、エレコムブランドらしいハイコストパフォーマンスっぷりばかりが目立ってしまうが、実はそれだけではない。デザインも音質も、かなりのこだわりが盛り込まれた製品なのだ。 まず外観は、まるで「お口でとけて手でとけない」小さくて丸いチョコレートタブレットのようなデザインが採用されていて、随分と可愛らしい印象。実はこれは、2007年に発売された同ブランドのベストセラーモデルがベースとなっていて、カタチはほぼそのままに現代版にリファインしたものなのだという。 とはいえ、その中身は全くといっていいほどの別物だ。6色のカラーバリエーションを取りそろえる“チョコ”の部分、つまりリアハウジング部には真鍮が採用されている。上質なイメージとともに、色とりどりの、 エレコム30周年記念イヤホンカラフル&ポップなデザインで一世を風靡したベストセラーイヤホン「Colors(カラーズ)」がいま、ハイレゾの高音質とともに蘇る。いい音を、もっとカジュアルに。エレコムの新たな挑戦を見逃すな!ELECOMEHP-R/CC1000文/野村ケンジ写真/阿部良寛74 PREMIUM HEADPHONE GUIDE