ブックタイトルプレミアムヘッドホンガイド Vol.16
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プレミアムヘッドホンガイド Vol.16
\OPEN[ 密閉・ダイナミック型 ] 投 票No.147 HD 630VBSennheiser 名門ゼンハイザー初の密閉型ハイエンドヘッドホン。これまでハイエンドに関しては開放型にこだわっていた同社だが、屋外でもヘッドホンを楽しむポータブルオーディオファンが増えていることは当然認識していた。その期待に応え、遮音性が高く音漏れの少ない密閉型で、屋外でも最高のゼンハイザーサウンドを楽しめるようにと開発されたのがこのモデルだ。その意図は機能面にも現れている。右側のハウジングに搭載されたダイヤルで低音域の出し具合を調整できるのだ。屋外騒音化では特に低音域が騒音に負けて聴こえにくくなる。そんなときもこのダイヤルから低音を直感的に調整できるというわけだ。 一見すると、これまでのゼンハイザーとは密閉型でルックスも別物ではあるが、そのサウンドは同社開放型の印象から意外なほど違和感が少ない。特に中高域の透明感とシャープさは「HD 800」のそれを思い起こさせる。ゼンハイザーの音作りの一貫性は、開放型か密閉型かという要素を超えるのだ。注目の低音調整は「全開で明確な低音強調サウンド~7割あたりからフラットサウンドの範疇~以降は軽やかなサウンドへ」といった効き具合。5~7割あたりを基本に周りの環境や曲に合わせて随時調整するのがおすすめだ。全開でも音楽のバランスが崩れるような低音ブーストにはならず、実用領域として積極的に使える。そのチューニングの意を汲んでクレバーに使いこなしたい。(高橋 敦)ゼンハイザーサウンドの真髄を密閉型ヘッドホンに継承問ゼンハイザージャパンhttp://www.sennheiser.co.jp/SPEC ●型式:密閉・ダイナミック型 ●再生周波数特性:10~ 42,000Hz ●インピーダンス:23Ω ●ケーブルの長さ:1.2m●質量:約420g(ケーブル含む) ●付属品:ステレオ標準プラグ、キャリングケース左)シルバーとブルーグレーを基調としたカラー。アルミニウムを使用したイヤーカップは存在感を引き立てる。ヘッドバンド内側にもクッションがついており、装着性を高めている。右)本体は折りたたみ可能。付属のセミハードケースへコンパクトに本体を折りたたみ収納して持ち運べる。存在感ある低域調整右側イヤーカップのリングダイヤルにより、低域バランスの調整が可能。低域を最大にしても破綻せず、存在感のあるベースを再現する。さらに、ヘッドホンを着用したままハウジングのコントロールパネルから音楽再生や通話の操作が可能だ。Detail厳選PremiumOverheadHeadphones 06PREMIUM HEADPHONE GUIDE 93