ブックタイトルプレミアムヘッドホンガイド Vol.16
- ページ
- 95/128
このページは プレミアムヘッドホンガイド Vol.16 の電子ブックに掲載されている95ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは プレミアムヘッドホンガイド Vol.16 の電子ブックに掲載されている95ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
プレミアムヘッドホンガイド Vol.16
パイオニアが持てる技術の粋を結集させ作り上げた、孤高のフラグシップモデルだ。組み上げには繊細かつ緻密な技術が求められるため、一台一台をたった一人の熟練マイスターが組み立てているという、まさにプレミアムな逸品。この誌面では語りつくせないほど様々な新技術が投入されているが、中でも特筆したいのは振動板。表面に高硬度セラミックス皮膜を形成させたアルミニウム振動板に、「PEEKフィルム複合材」のエッジを組み合わせ、それぞれに最適な音響特性を獲得。歪みを徹底して抑制しつつも超高域再生を実現している。また、各所に施された不要振動を抑え込む技術には、ハイファイ/車載スピーカーの開発で培ってきたノウハウを応用。パイオニアならではの音響技術が盛り込まれている点にも注目したい。 高域は音の鋭さが実に高い透明度で研ぎ澄まされており、女性ボーカルやシンバルなどの再現がきわめてクリアでスピーディーながらも、不快な痛みは皆無だ。一方で低域も凄みを感じさせる。「太い」、「厚い」といった表現ではなく「低い」という表現がしっくりとくる低域で、横に広がるのではなく深くすっと沈み込む。バスドラムやウッドベースなど、アコースティックな低音楽器ではその印象が特に顕著だ。 スペック上の再生周波数帯域は本機にとって名刺代わりに過ぎず、実際に試聴して体感するこの凄みのある音こそが本機の本領だろう。(高橋 敦)異次元のサウンドを体験、パイオニアヘッドホンの頂点SPEC ●型式:オープンエアー・ダイナミック型 ●ドライバー口径:50mm ●再生周波数特性:5 ~ 85,000Hz ●インピーダンス:45Ω ●ケーブルの長さ:3.0m ●質量:460g( ケーブル、テンションロッド含まず) ●付属品:テンションロッド(A:径1.6mm、B:径2.0mm)左)イヤーパッドは、頭部にフィットしやすい独自の形状を採用した。表皮は柔らかく肌触りのよいレザー、内部には低反発ウレタンフォーム。快適な肌触りを実現する立体形状のイヤーパッドだ。右)設計から生産、品質管理を一貫して行い、熟練した専任マイスターの手により緻密に組み立てられ、一台一台、シリアルナンバーが刻印されている。PCC処理のアルミニウム振動板振動板には軽量で高剛性の25μ厚アルミニウムを採用。剛性が高く、内部損失が大きいことが特徴のPCC処理を施すことで、アルミニウム本来の性能を引き出すことに成功。付帯音が少なく、分解能の高いクリアでナチュラルな高域再生を実現した。Detail制動材制動材ヨーク吸音材入力端子板マグネットポールピースボイスコイルPEEK複合フィルムエッジPCC処理25μアルミニウム振動板銅キャップフレーム\OPEN[ オープンエアー・ダイナミック型 ] 投 票No.149 SE-MASTER1PIONEER厳選PremiumOverheadHeadphones 08問オンキヨー&パイオニアイノベーションズhttp://pioneer-headphones.com/ PREMIUM HEADPHONE GUIDE 95