ブックタイトルプレミアムヘッドホンガイド Vol.16

概要

プレミアムヘッドホンガイド Vol.16

TE100FiTEaRとのコラボで実現高密閉ハイブリッド機密閉型ながら広大な空間性を実現ドライバーを鳴らしきるレイアウトココに注目！Fostexショールームカスタム版兄弟モデルはコチラTE100はココで体感できる！ドライバーの製造ができる世界有数の日本ブランド「Fostex（フォステクス）」。そんなFostexとカスタムIEMでおなじみの「FiTEaR」がタッグを組んだ。両ブランドのテクノロジーの結晶、この夏、聴き逃すなかれ！ 文／高橋 敦お問い合わせ:フォステクス カンパニー ? 042-545-6111 http://www.fostex.jpSPEC ●型式:密閉ハイブリッド型 ●再生周波数帯域:10～20,000Hz ●インピーダンス:17Ω ●ケーブルの長さ: 約1.2m ●質量:10g（付属品除く） ●付属品:イヤーチップ（S/M/L/ダブルフランジ）、クリーニングブラシ、キャリングポーチ、ペリカンケースFiTEaRFitEar AirTE100などのフォステクスのヘッドホン製品を試聴したいなら、東京・二子玉川にある「Fostexショールーム」がオススメ。ハイブリッド構造でありながら、通気穴のない高密閉性ハウジングを実現。通常、ダイナミック・ドライバーをスムーズに駆動させるためには、空気穴が必要だが、FiTEaR（須山歯研）の技術協力によるエアーコントロール技術の採用により、ドライバーの駆動力を生かしきる構造と高密閉・高遮音性の筐体を両立した。〒158-0094東京都世田谷区玉川3-9-3Stream Tamagawa 1F-ATEL 03-6672-1124　ダイナミック・ドライバー搭載でありながら、密閉性＝遮音性を維持したイヤモニというFiTEaRの構想を実現に結びつけたカギのひとつがフォステクス製ドライバーであり、その供給から両社のコラボレーションがスタート。FiTEaRからはカスタムの「FitEar Air」が登場し、続いてフォステクスから登場のユニバーサルタイプが「TE100」だ。　ダイナミック型を基本に高域の一部をBAで補強するハイブリッド構成、完全密閉ハウジングでありながら空気の反発力を緩和しドライバーの動作を阻害しないFiTEaR（須山歯研）のエアーコントロール技術は共通要素。ただし実際の構造には違いもある。Airでは「ショートレッグ構造」でエアーコントロールを実現していたが、完全なショートレッグはユニバーサル型では不可能。そこで、TE100では別の手法が採用されている。チューニングはフォステクスで行い、モニター的正確さにリスニング向けの楽しさも合わせて落とし込んだという。頑強なペリカンケースの付属を含めて、プロユースでも好評だそうだ。　ダイナミック型らしい強く濃いタッチを生かした印象のAirに対して、TE100は鉛筆の先を少し削ってシャープさを高めた印象のサウンドで、「これはフォステクスらしい音」と納得。密閉型らしからぬ空間の余裕はAirと共通で、特にベースやドラムスなどの中低音楽器がそのスペースで豊かに響いてくれる。イヤホンとしては新感覚だが音楽としては実に自然な聴こえ方だ。\115,000（税抜）\OPEN投 票No.152投 票No.151CHECK！PREMIUM HEADPHONE GUIDE 97