ブックタイトルプレミアムヘッドホンガイド Vol.17

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概要

プレミアムヘッドホンガイド Vol.17

オリオン=「オリオン座」の意VEGALYRA IIDORADOリキッドメタルを筐体に採用少数精鋭でハンドメイドを貫くALO製ケーブルが付属ADLCコート振動板を採用DETAILLINEUP BRANDADLCコーティングの新ドライバーを搭載ブランド初のモデルが第2世代にリファイン高域にBA2基を採用したハイブリッド型も登場リキッドメタルは、ジルコニアなどの複数の金属からなる新素材。リキッドメタルは、加熱すればプラスチックのように容易に加工することも可能だ。エナメル塗装された銀メッキ銅の輝きが美しい。シース素材にはPVCジャケットを採用し、取り回しのよさと耐久性を両立している。自然豊かなポートランドにあるラボでは、練度の高い職人がひとつひとつ丹念にアセンブリーを行っている。CEOのケン・ボール氏(右)と、パッケージデザインなどに携わるケイレブ・ロウズナウ氏(左)。上のグラフはADLCの特性を主な物質と比較したもの。振動板に採用されることの多いPEIやチタン、ベリリウムなどと比べても、音の伝播速度が速いことがわかる。同社初のモデル「LYRA」の後継機。振動板にベリリウムを使った8.5mm径ダイナミック型ドライバーを搭載。ハウジングにリキッドメタルを採用するのは「VEGA」と共通の仕様だ。リキッドメタル筐体に、ADLCをコーティングした、新開発8.5mmダイナミック型ドライバーを1基搭載。広帯域かつダイナミック型ドライバーならではのパワフルなサウンドを実現している。同社初のハイブリッドモデル。「LYRA Ⅱ」と同じ8.5mmベリリウムPVDダイナミック型ドライバーに加え、高域用に2基のBAドライバーを搭載。ハウジングにはリキッドメタルを採用している。ハウジングには同ブランドで初めてリキッドメタルを採用。リキッドメタルは合金の一種で、軽量にもかかわらずチタンよりも高い強度を誇り、腐食しにくく、見た目の質感も高いことから、「究極の金属」とも呼ばれる素材。不要振動をできるだけ抑えることで、雑味がなくキレのあるクリアなサウンドを実現することが狙いだ。Campfire AudioのCEO、ケン・ボール氏が同じく代表を務めるALO audio製のLitz Wire Cableが付属。クライオ処理済みの銀メッキ銅を導体に4本使用。MMCXコネクターには高強度のベリリウム銅を採用。長く愛用してもらいたいというブランドの想いが感じられる。8.5mmダイナミック型ドライバーの振動板には、「ADLC(アモルファス・ダイヤモンド・ライク・カーボン)」コーティングを施すことで、高域特性を向上。ADLCとは、ダイヤモンドに近い非晶質の炭素膜のことで高い硬度が特徴だ。これにより俊敏なレスポンスを狙っている。Campfire Audioは、高品位なケーブルとアンプでヘッドホンファンから絶大な支持を集めるブランド、ALO audioのCEO、ケン・ボール氏によって、2015年に立ち上げられたヘッドホン・イヤホンブランド。部品を組み立て、イヤホンをつくる工程は、ALO audioと同じく、米国オレゴン州ポートランドのラボにて、5名の職人たちの手によって行われ、一日の生産量はごくわずか。ひとつひとつに魂を込めた、クラ\OPEN フトマンシップが詰まったイヤホンなのだ。\OPEN\OPEN投 票No.153投 票No.154投 票No.155PREMIUM HEADPHONE GUIDE 103