ブックタイトルプレミアムヘッドホンガイド Vol.17
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プレミアムヘッドホンガイド Vol.17
First Impression オーディオ評論家はこう聴いた!密閉構造でオリジナルドライバー搭載 2017年、パイオニアからハイレゾ再生に対応したプレミアムヘッドホン「MODEL X」が誕生するという。どうやら自社で新たに設計したオリジナルのドライバーを搭載する密閉構造のヘッドホンとなるようだ。ボディは厳選されたメタルパーツで構成され、さらなる高音質を追い求め、新たな音響技術もふんだんに投入される予定だという。しかしながら「従来のフラグシップよりもお求めやすい価格レンジになりそう」とのことで、「SE-MASTER1」をチェックしていたユーザーには注目すべきアイテムになるだろう。そこでさっそく岩井喬氏と野村ケンジ氏に、試作機を聴いたファーストインプレッションを突撃取材してきたので、あわせて参考にしてほしい。 さらなる詳細は、2017年5月に発売予定の雑誌版「プレミアムヘッドホンガイドマガジン」でもレポートする予定だ。楽しみにして待とう !第2章、まもなく2017年、パイオニアが動く。日本が誇るオーディオブランド、パイオニア。本誌でその待望のフラグシップ「SE-MASTER1」の登場をスクープしてから、約2年。編集部は、パイオニアが培ってきたノウハウがいかんなく投入された、新たなヘッドホンの開発が最終段階であることをつかんだ。さっそくわかる範囲で、その概要をお伝えしていこう。PIONEERMODELX価格・発売日未定 投 票No.006オーディオ評論家岩井 喬氏オーディオ評論家野村ケンジ氏極めてニュートラルハイグレードな密閉型ヘッドホンは高域の倍音を強調することで明瞭感を出すものが多いが、本機はそうした誇張感もなく、極めて自然でニュートラル。色づけを抑えたバランスと解像度志向の音質傾向といえよう。ドライバーを自社開発することで、いよいよ技術陣が目指す音作りが具現化できるのではないか。中高域の美しい音色密閉型とは思えない、肩の力の抜けた自然なサウンドが魅力だ。解像感は非常に高く、中域から高域に渡り美しい音色を奏でてくれる。低域はフォーカス感が高い一方でやや優しい印象だが、駆動力の高いヘッドホンアンプを上手く活用すると、印象が変わるかもしれない。組み合わせの妙も含め、実に鳴らし甲斐のあるヘッドホンだ。22 PREMIUM HEADPHONE GUIDE