ブックタイトルプレミアムヘッドホンガイド Vol.17
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プレミアムヘッドホンガイド Vol.17
スマホを再生機としてみたメリット、それは通信できることだ。通信できることはすなわち、YouTube などの動画はもちろん、今話題の「サブスクリプション型音楽配信」も楽しめるということである。サービスの一例を挙げれば、9月29日に日本上陸を果たした「Spotify」。その時の気分で選んだプレイリストの再生が、HA-2SEと組み合わせれば一段上のハイクオリティサウンドになるから驚きだ。具体的には音の見通しがよくなり、エレキギターの細やかな演奏表現までしっかりと伝わるようになる。それはHA-2SEの特長でもあり、配信される圧縮された音楽データでもその効果を実感できた。それは「Apple Music」でも同様である。 僕流の再生環境はSpotify を使いつつ、HA-2SEとケーブルをカスタマイズしたシュア「SE535」で、国内外のヒットチャートなどのプレイリストを楽しんでいる。iPhoneなど給電に対応したデバイスでは、スマホ側のバッテリーを心配することもなく、自由に音楽を再生できる。VGPライフスタイル分科会審査員 折原一也AndroidやiPhoneで聴く音楽配信も一段上の音質にVGPライフスタイル分科会審査員 岩井 喬ハイレゾプレーヤーでもメリットあり 昨今のPCは、ビジネスからエンタメまで何でもこなせるハイエンドモデルが少なくなり、価格競争が激化している。中でもオーディオ回路はこうした低コスト化のあおりを受けやすく、音質面では不利な状況にある。そう、逆にいえば、外部接続の「USB DAC」を使うことで、飛躍的な音質向上が狙えるのだ。本機はスリムなデザインでモバイル用に設計されているが、microUSB-B端子を介してPCとの接続も可能。スペックも従来のポータブル機の枠を超えて据置機にも引けを取らず、PC接続の場合もPCMは最大384kHz/32bit、DSDは12.2MHz のデジタル音声データに対応し、現在発売されているハイレゾ音源データもフルにカバーできる器の大きさが魅力だ。また、ホームユースを後押しするのが、独立したラインアウト端子の搭載である。例えば自宅に使わなくなったミニコンポやシステムコンポはないだろうか。本機と3.5mmステレオミニケーブルで接続するだけで、手軽にシステムステレオをハイレゾ対応スピーカーへと蘇らせることができる。VGPライフスタイル分科会座長 鴻池賢三古いミニコンポもハイレゾで蘇る現在純正のUSB Type C to microUSB-Bのケーブルの発売準備も進んでいるとのこと。写真はそのサンプルだ。プロが推奨する「HA-2SE」の使いこなしProfessional VOICE HA-2SEの活用においては、microUSB-B入力を使ったハイレゾプレーヤーとの接続を特にお薦めしたい。一般的なハイレゾプレーヤーの弱点はオーバーヘッド型ヘッドホンなど、駆動力が必要な環境では真価が発揮できない点にある。ハイレゾプレーヤーの場合でも付属のOTGケーブルを使うことで、最大384kHz/32bit(PCM)&12.2MHz(DSD)までの接続が可能だ。 オンキヨー「DP-X1A」、パイオニア「XDP-300R」ではUSBオーディオ出力が可能だが、単体で使用する際はネイティブで24bitまでしか対応できず、32bit以上のハイレゾ音源はダウンコンバートされるため、音源本来のサウンドをさらに追求するなら、HA-2SEのようなDAC内蔵ポタアンの存在が不可欠。HA-2SEは「SE」となってS/Nも向上したが、実際にハイレゾプレーヤー単体で再生するよりもHA-2SEを組み合わせると、音に安定感が出て、密度の高さと伸びやかなサウンドが得られるようになる。HA-2SEとオンキヨー「DP-X1A」との接続イメージ。HA-2SEとPCとはUSBケーブルで接続。コンポへはラインアウト出力しよう。お問い合わせ:OPPO Digital Japan ?0570-050-260 http://www.oppodigital.jp/ PREMIUM HEADPHONE GUIDE 91