ブックタイトルプレミアムヘッドホンガイド Vol.17

概要

プレミアムヘッドホンガイド Vol.17

　CDの音質を超える“ハイレゾ”の音質はもう体験されただろうか？ハイレゾは今、専用のオーディオプレーヤーだけでなくスマホでも手軽に再生できる。でも、情報量が豊富なハイレゾの魅力をフルに引き出すためには、ハイレゾ対応のイヤホンも揃えたい。ラディウスは音のキャラクターから価格帯まで、いま最も幅広くハイレゾ対応イヤホンを展開するブランドの一つだ。　最新世代のiPhoneからイヤホンジャックがなくなってしまったことを不安に感じている方も多いと思う。でも、実はLightning端子に直接デジタル接続することで左右チャンネル間のクロストークが抑えられ、より明瞭なステレオイメージが得られるメリットもある。つまり、iPhoneで一段といい音が楽しめる可能性が広がるのだ。あとはイヤホンそのものがどれほど丁寧に作り込まれているかで音の善し悪しが決まる。　ラディウスが発売した「HP-NHL21」はおすすめできるLightning接続のイヤホンだ。ケーブルのインラインに48kHz/24bit対応のDACやヘッドホンアンプを内蔵するマイク付きリモコンを搭載。ラディウスのハイレゾ対応プレーヤーアプリ「NePLAYER（Lite）」ハイレゾらしさを引き出す2つのイヤホンを入れれば、iPhoneとイヤホンだけで手軽にハイレゾを含む音楽再生が楽しめる。アプリのイコライザー機能もイヤホンのリモコンから簡単に操作ができてしまう。このように独自の機能を実装できる理由は、元もとラディウスがアップル社の立ち上げに関わったキーマンによって設立されたブランドだからだ。その音は雑味がなく、ボーカルの細かなニュアンスなども丁寧に描く。低音は奥底から引き出される力強さとスピード感が圧倒的だ。　一方、国内で発売されている上位クラスのAndroidスマホには、イヤホンジャックからのアナログ出力でハイレゾを再生できる端末が多くある。ラディウスのイヤホン「HP-NHR31」は、スマホやウォークマンなどハイレゾ対応のプレーヤー機器との組み合わせに最適だ。煌びやかで切れ味抜群の中高域と、インパクトの立ち上がりが俊敏で沈み込みも深い低域とのバランスが実にいい。ハイレゾの躍動感を肌で感じられるサウンドだ。もうひとつの特長はリケーブルにも対応したこと。好みのケーブルに変えれば音を自由にカスタマイズできる楽しさがある。　ラディウスのイヤホンは、どのモデルも十人十色に違う私たちの“いい音”の理想をカタチにできる豊かな個性を持っている。あなたの好みにぴたりと合うイヤホンも、きっと見つかるにちがいない。iPhoneでも、ハイレゾプレーヤーでもハイレゾを聴くないつも時代の潮流を先取った魅惑のイヤホンを発売する「radius（ラディウス）」。今冬もiPhone 7にイヤホンジャックがなくなったタイミングに合わせて、Lightning直結のイヤホン「NHLシリーズ」を発売。好評のハイレゾイヤホン「NHRシリーズ」には、リケーブル対応モデルが登場した。ラディウスの新世代イヤホンシリーズを山本敦氏が解説しよう。取材・文／山本 敦　写真／田代法生iPhoneでハイレゾを聴くには対応アプリが必要。「NePLAYER」ならmoraから直接音源がダウンロードできるなど、利便性も高い。「NePLAYER」\1,800「NePLAYER Lite」無料アプリ/ソフトウェア94 PREMIUM HEADPHONE GUIDE