ブックタイトルPREMIUM HEADPHONE GUIDE vol.18

概要

PREMIUM HEADPHONE GUIDE vol.18

FENDERFACTORYSPEC ●型式：バランスド・アーマチュア型 ●ドライバー構成：高域用×1、中域用×1、低域用×2、サブウーファー×2 ● 再生周波数帯域：12～22,000Hz ●インピーダンス：21Ω ●ケーブルの長さ：1.3m ●付属品：イヤーチップ（S/M/MP/L）、6.3mm標準変換プラグ、クリーニングツール、キャリングケース\OPEN 投 票No.183バランスド・アーマチュア型インイヤーモニターFENDERFXA9SPEC ●型式：ダイナミック型 ●ドライバー口径：8.5mm ●再生周波数帯域：14～ 22,000Hz ●インピーダンス：16Ω ●ケーブルの長さ：1.3m ●付属品：イヤーチップ（S/M/MP/L）、クリーニングツール、キャリングケース\OPEN 投 票No.184ダイナミック型インイヤーモニターFENDERCXA1ムシアターなどの音響空間でも、スピーカーの理想配置があるように、IEMにもドライバーの理想配置があります。特に低音の調整は難しく、配置の精密さが求められます。3Dプリンターを使えば、低域を比較的簡単にチューニングできます」。?ノズルはベリリウム銅に24Kコートを施していますね。デール「腐食や汚れを防ぐ目的でベリリウム銅をベースに24Kコートを施しました。素材の硬さや強度が上がったことで、不要な響きもなくなり、音質向上にも寄与しています」。ジム「透明の筐体にゴールドのノズルとコネクター、そしてホワイトのケーブルを組み合わせたことで、ハイエンドモデルとしての美しさも演出しています」。?ケーブルのこだわりとは？デール「プラスとマイナスに加えて、グラウンド線も別に用意しています。（電位が安定し）クロストークの問題も最小限にしています。また線材にもこだわり、無酸素銅をベースに3層のシルバーコーティングを施しています。このコーティングは音質的なメリットはもちろんのこと、腐食しにくくなるため変色せずにいつまでも美しさを保てるのが特長です」。?ミュージシャンからの反応は？ジム「6つもドライバーを搭載しているとはいえ、BA型では聴いたことがない低域が再生できているねと、とても喜んでもらっています。また彼らが演奏するときだけでなく、普段音楽を楽しむ時にも積極的に使っていただいています」。?最後に、同時発表された「CXA1」と従来のスタンダードモデルである「DXA1」との違いを教えてください。デール「冒頭申し上げた通り、フェンダーはミュージシャンや演奏者向けに製品開発を行っています。ですが『CXA1』はコンシューマー向けに開発した製品です。マイク付きリモコンは最たる例で、ケーブルも着脱式ではなく直付けです。また『DXA1』は完全な密閉型で『CXA1』はポートを2つ設けました。ポートのおかげで広がりがあり、聴いていて楽しい音に仕上がっていますよ」。ノズルやケーブルに至るまで徹底的に音質にこだわった1956年に創業して以来、フェンダーのギターやアンプは、輝かしいロックのステージで使用されてきた。製造は音楽の都、ナッシュビルにてハンドメイドで行われ、ロット氏がすべての製品を目視と試聴で検査を行い、正しい性能が出ている製品だけが出荷される。さらに、製造精度の高さが求められるFXA9は、ロット氏が認定した高い技術を持った職人だけがつくるプレミアムモデル。そのサウンドをぜひ確かめてほしい。メイド・イン・ナッシュビルブラックホワイトブルーブロンズパールパールホワイトカメレオンお問い合わせ：完実電気　?050-3388-6838　 http://fender.co.jp PREMIUM HEADPHONE GUIDE 109