ブックタイトルPREMIUM HEADPHONE GUIDE vol.18

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概要

PREMIUM HEADPHONE GUIDE vol.18

 価格を超えたサウンドクオリティで評価を高めているMUIXより、最上位モデル「IX5000」が誕生した。低価格であっても高音質であることを前面に打ち出し、リスナーからの信頼を勝ち得た記念すべきブランド初のイヤホン「IX3000」をはじめ、ユニークな音質調整機構を備えた「IX1000」など、コスパの高さが際立つモデルを立て続けに送り出してきた。そうした歩みの中、今回登場したIX5000は鮮明かつパワフルなサウンドを目指し、心臓部であるΦ10.1mmドライバーを大きく変更。振動板や磁石など、構成要素からの見直しを図った。個性的な6角形スタイルで、外装にはヘアライン仕上げのアルミ材を用いて質感の高さも追求している。 音質面ではバランスのよさを軸としつつ、リッチな低域と輝きよくヌケ鮮やかな高域を両立。クラシックの管弦楽器はハーモニーに厚みを持たせ、ハリよく鮮明な旋律とどっしり響く低域の豊かさを楽しめる。弾力よく粘りのあるベースサウンドにより、ロックもパワフルに表現。ボーカルもすっきりと描くとともに、スネアのヌケのよさが押し出し豊かなリズム隊の切れ味を下支えしている。IX5000はMUIXの新定番となりえるハイCP機といえるだろう。さらなるパワフルサウンドを実現5,000円以下の価格帯とは思えぬバランスの取れたサウンドを持つ「IX3000」で、数多くのファンを獲得したMUIX。開発に1年の歳月を費やし、その名機「IX3000」をブラッシュアップした「IX5000」が登場した。圧倒的なコスパを誇るMUIXの次世代サウンドを、オーディオ評論家の岩井 喬が解説する。取材・文/岩井 喬 写真/阿部良寛ミュイクス高音域の再現性を高めるべく新たなコルゲーション形状を採用し、中央のドーム部口径も5mmから5.8mmへ拡大。またボイスコイルも銅からアルミベースのDCCAWに変更することで軽量化を果たし、より正確なピストンモーションを実現した(岩井)。低音域を強調する際に輪郭感がぼやける現象を防ぐため、Φ4.2mmからΦ5mmまで拡大。厚みも増やし強化を図った。これにより、さらにパワフルなローエンドの豊かさとともに制動性のよい弾力を持たせた魅力的な低域を実現している(岩井)。マグネット直径4.2mmマグネット直径5.0mmIX3000 IX5000\5,000台の音とは思えない!ネクストステージへ“MUIX”、振動板直径5.0mm振動板直径5.8mmIX3000 IX5000POINTインナーイヤー型ヘッドホン(5千円以上1万円未満)部門SPEC ●型式:ダイナミック型 ●ドライバー口径:10.1mm ●再生周波数帯域:20~ 20,000Hz ●インピーダンス:18Ω ●ケーブルの長さ:1.25mm ●質量:19g ●付属品:イヤーチップ(S/M/L)、低反発(1種)、ケーブルクリップ、キャリングケースMUIX\IOPXEN 5投 票N0o.18500110 PREMIUM HEADPHONE GUIDE お問い合わせ:アイサウンド is@i-sound.co.kr