ブックタイトルPREMIUM HEADPHONE GUIDE vol.18

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概要

PREMIUM HEADPHONE GUIDE vol.18

イヤーチップがいま、アツい! サードパーティの新ブランドが続々登場中。素材や形状、色もバリエーション豊富で、さまざまにカスタマイズできるようになった。そんなイヤーチップの使いこなし術を、オーディオライターの野村ケンジ氏に教わった。もっとも一般的な素材で、ほとんどのカナル型イヤホンに付属する。耐久性が高く、汚れにくいのが特長。あまり伸縮性がないので、自分の耳穴にフィットするサイズ選びが重要だ。低反発素材のため、軽く押しつぶして耳穴に押し込むと、装着してから少し待つとぴったりとフィットし、遮音性も高い。耳との密着度が高く、音を外に逃さないため、音量を極端に上げて耳を痛める心配も少なくて済む。イヤーチップ音も見た目もカスタマイズ使いこなせ!イヤーチップは主に2タイプイヤーチップには大きくわけて2つの種類がある。耳に当たる部分がシリコンラバー素材でつくられた「シリコンタイプ」、低反発素材でつくられた「フォームタイプ」の2種類だ。それぞれの特徴を参考に、自分の好みにあうイヤーチップを選ぼう。・装着がかんたん・耐久性が高い・安価で手に入るメリット・遮音性は標準レベルデメリット・基本的に消耗品デメリット・素材の柔軟性が高い・遮音性が高い・耳穴にフィットしやすいメリットをフィット感と音色の好みを基準に選ぼう イヤーチップを替えると音が変わって面白い!ということから、この頃はサードパーティのイヤーチップに高い注目が集まっている。これまでは消耗品としての扱いや、カラーバリエーションを楽しむために交換されることも多かったのだが、最新のイヤーチップは構造的にも音質的にも特徴を持つものが多く、装着性の善し悪しはもとより、音質的なカスタムを目的として導入するケースもかなり増えてきた。そんなイヤーチップに興味が出て、実際に交換してみようと思った場合、何を基準に選択すればよいのだろうか。基本的な項目としては、まずは「フィット感」をチェックしてほしい。イヤーチップは“隙間なくピッチリとフィットさせる”のが理想的だが、ぎゅうぎゅう詰めがイヤな人もいるだろう。実際に装着して、気に入ったものを選ぼう。2つめは音色の好みだ。装着したイヤーチップの低域が多すぎず少なすぎず好みのバランスになっているか、高域もこもらず伸びやかな表現を維持しているかを確認しっかりとしよう。しかし、イヤーチップは試聴が難しいため、何を選んだら良いのかわからない、と迷ってしまうことだろう。そこで、今回の記事では、JVCの「WOOD 03 inner(HA-FW03)」をレファレンスに、人気の高いイヤーチップ5種類を聴き比べてみた。ぜひ参考にしてほしい。シリコンタイプフォームタイプカラバリも豊富オーディオライター野村ケンジ氏オーディオ評論家が解説116 PREMIUM HEADPHONE GUIDE