ブックタイトルPREMIUM HEADPHONE GUIDE vol.18
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PREMIUM HEADPHONE GUIDE vol.18
ワイヤレスの最先端がここにある EARINは世界的な通信系企業で活躍する凄腕エンジニアたちが立ち上げた欧州のベンチャー企業だ。クラウドファンディングによる資金集めに成功して、今では完全ワイヤレスイヤホンの元祖とリスペクトされる「EARIN」を2015年冬に発売した。あれから約1年半を経て、いよいよ登場する最新モデル「EARIN M-2」の魅力を開発に携わったセバスチャン・ドミンゲス氏に訊ねた。 最新モデルでは「音質」「機能」「デザイン」の全てが一皮むけた。1号機はフルレンジのバランスド・アーマチュア型ドライバーを1基載せて、高音質コーデックのaptXとAACもサポート。ナチュラルバランスで解像感に富んだサウンドを特長としていた。新しいM-2もドライバーとコーデックの仕様は変わらない。ドミンゲス氏は「1号機を試した多くのユーザーから音質に高い評価をいただきました。M-2もむやみな色付けを避けて、クリーンなチューニングに仕上げています」と、EARINが理想とするサウンドシグネチャーがそのまま継承されたことを強調している。また、1号機はComplyイヤーチップを同梱していたが、M-2はイヤホン本体のデザインにマッチしたEARIN独自のフォームチップを同梱している。実機を装着してみたところ、よりスムーズなフィット感と高い遮音性を確かめることができた。 左右イヤホン間の接続と通信にはNXP MiGLO(NFMI:近距離磁気誘導)の技術を新たに搭載。音切れやノイズの発生が格段に減り、遅延も大幅に解消されるという。ピュアな音楽再生だけでなく、動画視聴時のリスニング感も向上するだろう。 左右のイヤホンにマイクを2基ずつ載せて、ハンズフリー通話機能を追加したことも大きなトピックだ。ハウジングの表側にはタッチセンサーを設けており、着信応答や音楽再生を、本体をタップして操作できる。「耳から外すことなく、周囲とのコミュニケーションが楽しめるイヤホンにしたかった」とドミンゲス氏は語る。音楽を再生しながら外の環境音を取り込める新機能「Audio Transparency」は、専用のスマホアプリから外音取り込みの強弱がコントロールできるというものだ。さらに新設されたスマートノイズリダクション機能をオンにすると通話音声が一段とクリアに聴きやすくなる。 イヤホン本体は片側のユニットが約3.6g。多彩な機能を加えていな完全ワイヤレスの雄、驚きの新世代へと進化超軽量・超小型、イノベーティブケーブルがまったく必要ない、完全ワイヤレスイヤホン。もっともはやく、この「かつてないスタイル」を世に広めた先駆者「EARIN」の第2世代モデル「EARIN M-2」が誕生した。超小型&超軽量ボディはそのままに最先端のテクノロジーで接続安定性を高め、通話やノイズリダクション、タッチ操作までも実現。小さなボディにイノベーションが溢れんばかりに詰まった傑作! Bluetooth時代をリードする、その実力に山本敦が迫る。文/山本 敦1.新製品発表会のために来日したEpicalAB社のセールス・ディレクター、セバスチャン・ドミンゲス氏。2.充電カプセルも新規デザインに。マグネットでイヤホンを収納でき、3回までフル充電できる(約1時間でフル充電可能)。充電ステータスもLED表示されるようになり、使い勝手がさらに高まった。内箱がコルク素材になるなど、パッケージもよりおしゃれに進化した。1 218 PREMIUM HEADPHONE GUIDE