ブックタイトルPREMIUM HEADPHONE GUIDE vol.18
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PREMIUM HEADPHONE GUIDE vol.18
いまやビーツの名前を知らないヘッドホンファンはいないだろう。ビーツ・エレクトロニクスは米カリフォルニア州のカルヴァー・シティに本社拠点を構えている。ロサンゼルス空港に降り立ってから、車を走らせること約30分。2014年に移転したという、まだ真新しいスタイリッシュなオフィスにてプレジデントのルーク・ウッド氏が本誌のインタビューを快諾してくれた。日本のメディアが同社の新しいオフィスを訪れる機会はこれが初めてだという。 来年はビーツ誕生から10周年のアニバーサリーだ。ウッド氏はビーツが生まれたストーリーから語りはじめた。「1992年にドレが製作した『クロニック』というアルバムがあまりに先鋭的で、当時は理解してくれるレーベルがありませんでした。ところがジミーはこの作品を聴いてすぐに惚れ込み、自身のインタースコープ・レコードからリリースしました。このふたりの異才が出会った瞬間に、ビーツの歴史が時計の針を刻みはじめました」。 ボーカルとリズムマシンによるサンプリングを組み合わせたお決まりのヒップホップの枠組みを超えて、時には生楽器によるシンフォニーを加えたり、型にはまらない音楽をドレは描いてみせた。かたやジミーはジョン・レノンをはじめ、パティ・スミス、U2など大物アーティストの作品を世に送り出してきた敏腕プロデューサー。スタジオで生まれる音楽の躍動感を、ありのままリスナーに伝えることが二人の願望だった。そこにウッド氏が寄り添い、ビーツ・エレクトロニクスの航海が2008年に帆を上げた。ブランド名には「全ての音楽は“Beat”から始まる」という意味が込められているそうだ。 ビーツが理想に掲げる哲学は「プレミアムサウンドのエコシステBeats by Dr.Dreルーク・ウッド氏 独占インタビュー@カルフォルニア州カルヴァー・シティ本社InterviewLuke Wood米国カルヴァー・シティ本社にメディアとして初めて潜入!伝説のロゴマークはこうして生まれた!066 PREMIUM HEADPHONE GUIDE