ブックタイトルPREMIUM HEADPHONE GUIDE vol.18

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概要

PREMIUM HEADPHONE GUIDE vol.18

SPEC ●型式:ダイナミック型 ●ドライバー口径:10mm ●再生周波数帯域:10 ~ 20,000Hz ●インピーダンス:16Ω(低音最大時) ●ケーブルの長さ:1.2m ●質量:非公表 ●付属品:イヤーチップ(S/M/L)、低反発(筒型1/丸型1)、耳掛け用イヤーフック、キャリングケース、調整工具インナーイヤー型ヘッドホン(3万円以上5万円未満)部門本国ではカスタムIEMの開発も行うなど、高い技術をもつ「LEAR」。同ブランドの日本初上陸イヤホンである「AE1dシリーズ」から、VGPアワードを受賞した「LHF-AE1d Ti」を審査員の高橋 敦が紹介する。取材・文/高橋 敦 写真/阿部良寛 香港を拠点に開発から製造までを自社で行う新鋭イヤホンブランド「LEAR(リアー)」。「AE1d」シリーズは、カスタムインイヤーモニターを得意としてきた同社から登場の挑戦的なユニバーサルモデルだ。低域を調整するダイヤルを標準装備。加えて中高域を調整するアドバンスノズルもオプションで提供するなど、幅広いサウンドチューニングができる。さらにシリーズとして、振動板にコーティングをしないスタンダード「MKII」、チタンコーティングの「Ti」、ベリリウムコーティングのトップエンド「Be」を用意。ユーザーチューニングの土台となるサウンドにもバリエーションを持たせてくれている。 オーディオ・ビジュアルの総合アワード「VGP」で、チタン振動板モデル「LHF-AE1d Ti」が特に評価されたのは、高解像度でスッキリしているが高域はシャープすぎない。ダイヤル設定次第で低域はボリュームも出しつつキレも備えているなど、バランスのよいサウンドが魅力的だからだ。ユーザーがチューニングする音の土台として中庸性に優れているのだ。逆に、シャープさやファットさに振ったチューニングをしたいならMKIIやBeを土台にするのもよい。その選択肢があることこそ、このシリーズならではの魅力なのだから。澄んだ高域とキレのよい低音を巧みに両立調整工具を使い、ダイヤルを回すだけで低域の出方を調整できる。別売の「アドバンスノズル」に交換すれば、高域の明るさを変えられる。ダイヤルで低域を調整ノズル交換で高域も変化自分だけの音をつくろうLEARLEAR LEARL\OPEHN 投 票FNo.1-61AE1d TiチタンコートのミドルクラスAE1d シリーズのスタンダードLEARのイヤモニで\OPEN 投 票No.162 \OPEN 投 票No.163LHF-AE1d Be LHF-AE1d MKIIベリリウムコートのトップモデル基本的な構成パーツは全モデル共通する部分も多いが、大きく異なるのは、マグネットと振動板のコーティングだ。Tiは、チタンコート振動板に加えて、N48ネオジムマグネットを搭載。ケーブル線材にもOFCを採用するなど、音質重視の設計だ。また図中の「チューニングノズル」はスクリュー式で着脱可能。「アドバンスノズル」に交換することで音の明るさや空間の響きを強められる。TECHNOLOGYLINEUPCHECKCHECKフラット低音 小低音 大チューニングノズル(交換可)N48 ネオジムマグネットチタンコーティングダイアフラム(10mm)92 PREMIUM HEADPHONE GUIDE お問い合わせ:桜木電子 http://learaudio.jp/