ブックタイトルPREMIUM COMPACT AUDIO GUIDE vol.06

概要

PREMIUM COMPACT AUDIO GUIDE vol.06

個性の異なる3つのポータブルスピーカー創業は1946年、現在では１本300万円という「Project EVERESTDD67000」を頂点に多様なスピーカーを送り出しているJBL。その長きにわたる伝統と蓄積した技術は、類希なる価値として輝きを放っている。それはハイエンドに限ったことではない。ポータブルBluetoothスピーカーにも価値がしっかりと息づいている。それぞれにユーザーや使用シーンの異なる、固有のキャラクターが与えられているのもおもしろい。つまり、ブレのないコンセプトがあるのだ。まず、言及しておきたいのは全モデルとも平行面を持たないチューブ型であること。それはデザインの美しさだけを追求したのではなく、内部に音質劣化の原因となる定在波を発生させないという音響工学的な意図もあるのだ。「FLIP2」はベストセラー「FLIP」から、NFC対応やハンズフリー通話の音質向上など、基本性能を進化させたハイCPモデルだ。Bluetoothマルチポイント機能搭載で、セミハードタイプのケースを付属。スマートフォンやタブレットなどを複数持ち、出張にも持ち出し、また仕事の電話も取りのがしたくないといったニーズとマッチするはず。サウンドはボーカルの滑らかな表現が印象的。明瞭だが、カサカサする音では決してない。「CHARGE」は大容量のリチウムイオン充電池を搭載し、連続12時間以上の再生が可能。USB端子も備えており、本体からスマートフォンなどへの給電にも対応。だから、本体および手持ちのスマートフォンのバッテリーの減りを気にする必要はない。積極的にアウトドアや旅行にも持ち出そう。フレッシュで元気のよいサウンドがどんな場所でも楽しめる。そして最もユニークなのが「PULSE」である。側面に配置されたLEDがサウンドに合わせて光り、イルミネーションとして音楽を彩ってくれる。そのパターンも５種類を用意。iOS用アプリ「JBL Music」を使えば、音量はもちろんのこと、光の強さや変化のスピードなどもコントロールできるようになる。華々しいルックスだが、音質はいたって自然で、バランスも良好。だから、好きな音楽を皆で持ち寄ってパーティー、なんてときでもジャンルを問わずしっかりと奏でてくれる。伝統と革新のブランドJBL、ワイヤレススピーカオーディオファンや音響設備のプロから絶大な支持を集めるブランド、JBL。このブランドが手がけるBluetoothスピーカーは、圧倒的な個性を放っている。美しいデザインと驚きのサウンドクオリティ、そしてライフスタイルに寄り添う「プラスα」も持ち合わせている。この春注目のアイテム３つをオーディオライターの中林直樹氏がレポートする。JBLポータブルBluetoothスピーカーFLIP2音楽も通話もモバイラーに最適！NFCによるワンタッチ接続、高音質ハンズフリー通話、Bluetoothマルチポイント機能??スマートフォンやタブレットを複数台使い分けているユーザーに便利なフィーチャーが満載！実勢価格は\12,800前後。￥OPEN投票No.072SPEC●スピーカー：40mmフルレンジドライバー×2●最大出力：6W×2●連続再生時間：最大約5時間●外形寸法：160W×64H×67Dmm●質量：400g文／中林直樹スマートフォン、タブレット、PC、複数台使い分けている方におすすめ。音楽も通話もこれ１台でOK！34