ブックタイトルPREMIUM COMPACT AUDIO GUIDE vol.7

概要

PREMIUM COMPACT AUDIO GUIDE vol.7

　近ごろ人気のBluetoothスピーカーには、選ぶ“決め手”がいくつかある。ひとつは「音」だが、屋外へ気軽に持ち出せる「身軽さ」も大事。所有欲を満たすには「デザイン」も重要だ。いずれを欠いても、ただ音が出るだけの箱になってしまう。　今回発売されたBluetoothスピーカー「SoundLinkR Color」は、まさにそこを突いた製品といえる。バッグにそのまま収納できる手帳大のボディには、2基のパッシブラジエーターを向かい合わせに配置した「デュアル・オポージング・パッシブラジエーター」を搭載。コンパクトながらも“腹にくる”迫力の低音を実現する。フルレンジユニットを2基搭載していることもポイントだ。左右チャンネルでしっかり鳴りわけているため、ボーカルには一歩前に出るような存在感がある。信号に対する反応はすばやく、弦楽器やホーンセクションの音はクリアで歯切れがいい。低域とのバランスもよく、曲全体にエナジーが乗ったかのようにまとまりがいい。スペックにとらわれず実際に耳で聴いて心地いい音を追求するボーズの音づくりは、ここでも健在だ。　もちろん、いまどきのBluetoothスピーカーに求められる利便性も忘れていない。最大8台の機器を登録しておけるマルチペアリングはいうに及ばず、同時接続した2台の機器をすぐに切り替えられるマルチポイント接続にも対応。自分のスマートフォンとPCで音源を切り替えることはもちろん、持ち寄ったスマートフォンの曲を聴き比べするなど、音楽を話題に楽しみたいときにも効果を発揮するだろう。USBで充電可能な内蔵バッテリーは約8時間の連続再生に対応、ラバー製ボタンパッドやサイドグリップを採用するなどタフなつくりもあり、気軽に外へ持ち出せることもポイントだ。カラーが5色から選べるところもいい。　ボーズのスピーカーとしてのアイデンティティを保ちつつ、Bluetoothの利便性と最新機能をカジュアルなボディに詰め込んだ「SoundLinkR Color」。音と身軽さ、デザインという必須要素を満たし、しかも価格は手ごろ。気軽にボーズクオリティの音を楽しめる、“マイ・ファースト・ボーズ”にふさわしい1台といえそうだ。、この秋の新定番！はじめて買うボーズプロダクトに好適な逸品ボーズだから安心のクオリティPOINT1POINT2POINT3ビートを逃さない低音低音を増幅するパッシブラジエーターを対向配置することで、不要振動を抑制しつつ重低音を実現した「デュアル・オポージング・パッシブラジエーター」を搭載。人気モデル「SoundLinkR Mini」でも採用された技術だ。友達と使いたい2台同時接続通常、Bluetoothは1対1の関係で接続するもの。しかし、本機は「マルチポイント接続」に対応。2つの端末を同時にペアリングできる。たとえば、友人同士で接続して音楽をかけあう、といったシーンでも活躍してくれる。使いやすさも一級品樹脂製のボディは丸みを帯び、手にもよく馴染む。天面はラバー素材を採用し、デイリーユースに負けない耐久性も確保している。また、ペアリング時には日本語で音声ガイダンスしてくれる機能を新搭載するなど、使い勝手もよい。パッシブラジエーター13