ブックタイトルPREMIUM COMPACT AUDIO GUIDE vol.7
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PREMIUM COMPACT AUDIO GUIDE vol.7
ハイレゾ音源を購入しようとすると、ファイルのフォーマットを選べるサイトがある。代表的なフォーマットは「WAV」と「FLAC」だ。WAVは、音楽データを損ねない非圧縮データだが、曲情報がなかったり、ジャケット写真などの表示ができない。一方、FLACは圧縮されるが、元の状態に復元できる「可逆圧縮」とよばれる形式を採用するが、曲情報やジャケット写真の表示もできるため、利便性は高い。 さらに原音に極めて近いと言われる「DSD」というフォーマットもある。録音方式が先の2つと異なり対応楽曲は少ないが、今後配信サイトも増える見込みだ。非圧縮、可逆圧縮などファイルの特長は様々 人はすべての音が聞こえているのか。実は限られた音しか聞こえていない。年齢や耳の構造など個人差はあるが、人が聞こえる周波数は20?20,000Hzと言われている。CDはこの可聴領域を基準に規格化され、入らない周波数帯域の音は割愛されている。 一方、音域が広い楽器の代表は何だろうか。答えはピアノで、その音域は27・5?4,186Hzである。一見すると狭く見えるが、こうした楽器の音には「倍音」と呼ばれる現象が加わることで、音色が変化することが知られている。ヴァイオリンなどの弦楽器には「ハーモニクス」と呼ばれる奏法があり、これは倍音を生み出すテクニックである。倍音の有無は、楽器が持つ音色や演奏者の違いをも表すのだ。さらに倍音の周波数は、可聴領域を超えた超高域まで及んでいる。つまり、楽器本来の音を感じるには、ハイレゾ・クオリティである必要がある。そう、ハイレゾはライヴの感動を忠実に再現できるフォーマットなのだ。WAV FLAC DSDWaveformAudio FormatFree LosslessAudio CodecDirect StreamDigitalCDの記録方式であるPCMをWindowsで使用するために開発された非圧縮のフォーマット。スーパーオーディオCDにも採用された1ビットのデジタルインパルスの密度で表現する音声フォーマット。原音を効率よく圧縮しながらも、再生時には元の情報を完全に復元できる可逆圧縮の音声フォーマット。デジタル化 + 非圧縮(圧縮していない)デジタル化 + 可逆圧縮(圧縮していない)デジタル化 + 非圧縮(圧縮していない)ハイレゾ・オーディオの再生周波数?96,000Hz倍音が含まれたヴァイオリンの再生周波数※測定方法により異なります。※サンプリング周波数が192kHzの場合?約20,000Hz以上CDの再生周波数20?20,000Hz楽器の音を忠実に録音し再現できる「ハイレゾ」ハイレゾ・オーディオはライヴの感動をよりリアルに届けるColumnハイレゾ音源のデータはどんなフォーマットですか?A2 Q23種類の代表的なフォーマットがあります。代表的なハイレゾ音源フォーマット人間の可聴領域20?20,000Hz4