ブックタイトルPREMIUM COMPACT AUDIO GUIDE Vol.12

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概要

PREMIUM COMPACT AUDIO GUIDE Vol.12

3.5300.5カートリッジとヘッドシェルとをつなぐ結線のこと。白、赤、青、緑の4色で線がわかれている。□リード線カートリッジとレコード針とを接続するためのパーツ。トーンアームと一体型となっているモデルもある。□ヘッドシェルレコード針で受け取った音の振動を電気信号に変換するパーツ。レコード再生で重要な部分で、扱いやすく普及機に多いMM型と、ハイエンドモデルなどに採用例が多いMC型などの種類がある。□カートリッジ□ダンパー□カンチレバーレコードの溝から音を拾う針先と、その振動を伝える「カンチレバー」、「ダンパー」で構成される。針の金属素材や、ダンパーの機構などで音質が変わる。□レコード針レコード針が音溝に一定の圧力( 針圧)をかけるために、アームの端に取り付ける重りのこと。□バランスウェイトレコードを再生する場合、バランスウェイトで針圧を調整するが、その基準となる目盛。□針圧目盛ターンテーブルの音質は様々なパーツが影響するが、一番影響を受けるのが「カートリッジ」だ。これはレコードの音溝から拾った振動を電気信号に変換するパーツで、この発電方法の違いで音質差が生じる。その一方で、モデルによってレコードにかけられる圧力(針圧)の大きさが異なるので注意が必要だ。リスニング用は比較的細くて繊細なため、スクラッチなどすると針が曲がったり折れたりしてしまう。逆にDJ用を謳うカートリッジは針圧が高く頑丈だ。「カートリッジ」は音質を決めるカギ「トーンアーム」は、カートリッジのバランスを保ち、適切な針圧でレコードの音溝から音を“トレース”ようにする装置のこと。長さや形状によって特徴が異なるが、一般的なものはアームの端に重りをつけることで、水平・垂直のバランスをとる。また、アームの精度で音も変わるが、形状にも注目してほしい。ヘッドシェルの取り外しができるモデルが多い「S字型」や、逆にシェルとアームが一体化されていることが多い「ストレート型」などがある。正しい“トレース”に必要なアーム精度ヘッドシェル/カートリッジアームAnalog Record Style 006-007オーディオ用カートリッジDJ用ヘッドシェル/カートリッジストレート型タイプS字型タイプ針先をレコード盤の正しい位置にセットし、正しい針圧が掛かるようにバランスを取る役割を持つ。アームの素材や形状、長さなど構造により様々な種類がある。□トーンアームトーンアームをアナログレコードプレーヤー本体に取り付ける機構。□アームベースコイルダンパーカンチレバー針(スタイラスチップ)出力マグネットコイルダンパーカンチレバー針(スタイラスチップ)出力マグネットカートリッジの種類固定されたマグネットの近くで、カンチレバーの根元に巻きつけたコイルを振動させることで出力電圧を生む構造。より広い周波数帯域の音を確保できるため、高級オーディオに採用されるケースが多い。その一方で出力が小さいため、昇圧トランスまたはヘッドアンプと呼ばれる機器が必要となる。また針が折れてしまった場合は、メーカーでカートリッジごと交換が必要になる。□MC(Moving Coil)型MCとは逆に、コイルを固定させて、振動させるカンチレバーの根元にマグネットを配置することで出力電圧を生じさせる構造。MC型と比較して周波数帯域は狭いが、出力が高くアンプに搭載されるフォノ入力にそのまま接続できるメリットがある。針交換が自分でできるのもポイントだ。□MM(Moving Magnet)型