ブックタイトルPREMIUM COMPACT AUDIO GUIDE Vol.12

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概要

PREMIUM COMPACT AUDIO GUIDE Vol.12

レコード針レコード表面:音溝( V溝)音溝の振動をレコード針で拾うお互いに直角( 90°) 振動なのでLch とRch を干渉なく拾い出せる41.7μ90°45° 45°150μ( 約0.15mm)右側のみ左右同位相L R内周方向外周方向L 90° R L R左右逆位相主なレコードの種類音が再生される仕組みレコードってどのように録音しているの?そんなレコードから音が再生する仕組みから、現在流通されるレコードの種類までご紹介しよう!文/編集部 図版/コスモグラフィック「レコードの仕組み」知ろう! 古くは様々な種類のレコード盤があったが、現在主流なのは12インチのLP(Long Play)盤だ。初期にあったSP盤は割れやすい樹脂を素材に使用していたが、LPではポリ塩化ビニールになったことで丈夫になり、扱いやすくなった。一方、ドーナツ盤とも呼ばれるシングル・レコードも根強い人気がある。中央に大きな穴が空いているが、もともとはオートチェンジャー用に開発されたものだという。大きさも材質も異なる?私たちは空気の振動を音として認識する。レコードはその振動を記録しているメディアだ。よく見ると同心円状に「音溝」と呼ばれる細い溝が掘り込まれているが、そこに振動の情報があり、レコード針を細かく震わせることで電気信号に変換。アンプ、スピーカーを通して再び音として再生しているのだ。参考出典/図版提供:オーディオテクニカ カートリッジナビwww.audio-technica.co.jp/cartridge/navi/▼レコード盤に対して、溝を左右斜め45度ずつにわけてカッティングして、LRchを記録する「45/45方式」がステレオ録音の一般的な手法。溝の掘り方で針の振動も異なる。たとえば溝を細くすれば長時間録音できるが、その分振動が小さくなる。つまり音量が小さくなるなどの影響が出てしまうこともある。ドーナツ盤7インチ(17cm)LP盤12インチ(30cm)を