ブックタイトルPREMIUM COMPACT AUDIO GUIDE Vol.12

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概要

PREMIUM COMPACT AUDIO GUIDE Vol.12

多くのオルトフォン製カートリッジで使用され、同社らしいサウンドの核といえるアルミカンチレバー/楕円針を採用したMC型の入門機。アナログサウンドが持つエネルギー感を存分に楽しめる。アナログの醍醐味を感じる新世代のMM型を世に出すべく開発された「2M」シリーズ。円柱状の磁石をカンチレバーと直線上となる場所に配置し、スタイラスチップの動きを忠実に制御している。MM型エントリーモデルRedとBlueは機構こそ同一だが、スタイラスチップが異なる。Redがチタンとダイアモンドの接合式に対し、Blueは無垢ダイアモンドを採用。より高品位な再生を実現した。無垢ダイアモンドを使用SPU#1S半世紀以上続く現代の名機今なお多くのMC型カートリッジの設計に影響を与える名機「SPU」。その原型機の誕生は1959年で、45度のV字にカッティングされたレコードの音溝から正確に、かつ効率的に情報をピックアップして電気信号に変換する構造や、ワイアー・サスペンションで支えるシンプルな支持機構は、約60年という年月を経ても色褪せない。その開発者であるロバート・グッドマンセンによる基本設計はそのままに現代によみがえったカートリッジが「SPU#1」である。「SPU#1S」は針飛びが少ない丸針を採用。兄弟機の「SPU#1E」は、レコードの音溝に沿って深くトレースでき、また音質的なメリットが多い楕円針を採用する。ちなみに、SPUとはStereo Pick-Upの略で、#1という型番には「マイファーストSPU」の意味が込められている。MC-Q5\30,000(税抜) 投票No.110SPEC ●型式:MC型 ●針圧:2.3g ●自重:9g2M Red\13,000(税抜) 投票No.111SPEC ●型式:MM型 ●針圧:1.8g ●自重:7.2g2M Blue\25,000(税抜) 投票No.112SPEC ●型式:MM型 ●針圧:1.8g ●自重:7.2g\58,000(税抜) 投票No.109SPEC ●型式:MC型 ●針圧:4.0g ●自重:30gFor Hi-FiCartridge1918年に創業。1940年代に当時の先端産業であったアナログレコード生産・再生機器の製造に参入して、現代に続くアナログ文化の隆盛を築く一端をになったオルトフォン。廉価機からフラグシップに至るまでのカートリッジ生産を全て「メイド・イン・デンマーク」にこだわり続ける同社の歴史を紐解いていこう。取材・文/編集部 取材協力/オルトフォンジャパン株式会社FromDENMARKオルトフォンアナログの歴史と共にあるの カートリッジ