ブックタイトルPREMIUM COMPACT AUDIO GUIDE Vol.12

概要

PREMIUM COMPACT AUDIO GUIDE Vol.12

スクラッチDJの神様DJ Qbertが開発に関わり、スクラッチはもちろん、バックキューイング時における針飛びも限りなく低減。11mVという高出力がもたらすパワフルサウンドが特長。DJ Qbertが全面監修ConcordeQbertConcordeNight ClubMK II\OPEN 投票No.113　来年で創業100周年のアニバーサリーイヤーを迎える「オルトフォン」。社名はギリシア語で真正な、正統な、という意味の「orto」と、音を意味する「fon」を組み合わせた造語で、英語表記の「accuracy in sound」もあわせて標榜している。　同社は、映画用のサウンドフィルムシステムの開発を祖業としているが、転じてモノラル・カッターヘッドの開発、カートリッジの開発へとつながり、歴史的名機を数多く世に送り出してきた。その一部は「SPU」や「Concorde」シリーズにみられるように、当時から卓越した技術に裏打ちされた高い開発力を持ち、オーディオ製品以外にも様々なものを生産している。例えば、医療機器や補聴器などの製造メーカーにマイクロパーツを納品するなど、今まで培ってきたものをフル活用しているのだ。まさに温故知新。オルトフォンのカートリッジでレコードの奥深さを知ってほしい。温故知新のブランドを使いレコードの奥深さを知ろうお問い合わせ：オルトフォンジャパン　?03-3818-5243　http://www.ortofon.jp/クラブサウンドのザ・定番その名の通り超音速旅客機を彷彿とさせるアームの先から細く伸びたデザインを纏う「Concorde」シリーズ。誕生は古く1979年の「Concorde 30」まで遡る。ヘッドシェルとボディを一体化したことで軽量化を図り、またトレースの安定性を追求した機能美は、当時デンマーク工業デザイン賞を受賞するほど絶賛された。それは現在発売されているシリーズでも同様で、数多くのターンテーブリストを魅了してやまない。本機「Concorde Night Club MKII」はシリーズの中でも、ハウスやテクノDJの定番モデルの地位を確立している。楕円のスタイラスチップを採用し、繊細な表現を得意とする一方で、パワフルかつエネルギッシュなサウンドもまた人気となっている理由だ。1918 デンマークで、アクセル・ピーターセンとアーノルド・ポールセンが映画用の映像、音声同期方式であるトーキーの開発を開始。1948 初のモノラルMCを開発。1959 ステレオMC「SPU」初号機発表。合理的かつピックアップ効率の良い設計方法は、その後世界のMC型カートリッジに多大な影響を与えた。1969 独自規格VMS型を開発。初号機「M15」を発売。1979 DJ用の金字塔「Concorde」の原器となる「Concorde 30」を発表。デンマーク工業デザイン賞を受賞。1981 MC型「Concorde」の名機「MC200」が誕生。1989 「Concorde Night Club」が高い評価を受ける。2003 「Concorde Qbert」発表。現在に続くロングセラー製品。2007 MM型「2M」シリーズ発売。2009 同社初のイヤホン「e-Q7」を発売。2010 補聴器産業に部品提供。数々のマイクロ製品が世界的に認められる。2016 伝統のオリジナルSPUを再現した「SPU#1」シリーズを発売。99年の歩み1918-2017オリジナルSPUの印象はそのままに登場した「SPU#1E」。創業者のA・ピーターセン氏（ 左）とA・ポールセン氏（右）。ConcordeのボディとMC型を融合させたヒットモデル「MC200」。医療機器や補聴器などの構成パーツ生産も行うオルトフォン。Analog Record Style 012-013SPEC ●型式：MM型 ●針圧：3g ●自重：18.5g\OPEN 投票No.114SPEC ●型式：MM型 ●針圧：3g ●自重：18.5g製品名の通り、スクラッチ時における優れたトレース性能、低音を強めにしたチューニングが魅力のDJカートリッジのスタンダード。ヴィヴィッドなピンクのボディカラーはインパクト大。ターンテーブリスト御用達ConcordeScratch\OPEN 投票No.115SPEC ●型式：MM型 ●針圧：4g ●自重：18.5gFor DJ Cartridge