ブックタイトルPREMIUM COMPACT AUDIO GUIDE vol.13

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概要

PREMIUM COMPACT AUDIO GUIDE vol.13

457833ご存知の方もいるかもしれないが、ターンテーブルだけではレコードから音を再生することはできない。ここでは必要になる機器を細分化して説明しよう。文/編集部 図版/コスモグラフィックレコード再生必要な機器Column 「レコードプレーヤー/ターンテーブル」だけを購入しただけでは、レコードは再生できない。レコードの振動を電気(音声)信号に変換する「カートリッジ」。その音声信号を正しい音のバランスに整える「フォノイコライザー」。電気信号をスピーカーが駆動できるくらいまで増幅させる「プリメインアンプ」。そして空気を振動させて再び音にする「スピーカー」。これらすべてが整って初めて音楽として楽しめるのだ。やや細かく分類して説明したが、実は近年のオーディオ機器は一体化されているモデルも多く、自分が所有している機器と比較して、足りないものだけ購入すればよい。例えば、システムステレオをお持ちの方なら、アンプとスピーカーはすでにあるので、左図の上の方だけあればよいことになる。その際、カートリッジやフォノイコライザーを内蔵しているレコードプレーヤーを選べば、簡単にレコードをはじめられるのだ。 一方、音質にこだわるなら、各種機器のグレードにもこだわりたい。特にカートリッジは音の源流にあたるパーツで、このピックアップ精度が低いと録音されていた情報を正しく伝えることができず、音質低下につながってしまうのだ。小さなパーツだが、プレーヤーとの相性もあるなど、奥が深い。交換するならまずここからはじめてみよう。こだわるほどに音がよくなる溝を掘るがゆえにレコードには物理的な制約がある。一例を挙げると低音から高音まで幅広く録音しようとすると、音溝同士の間隔にズレが生じ、安定した記録ができなくなるのだ。そこでレコードでは、低音を減衰させて高音を強調させた状態( RIAAカーブ)で録音し、再生する際に逆RIAAカーブの補正をかけてバランスを取るのだ。この役割を担っているのがフォノイコライザーである。正しく録音されていないレコードの音を補正するフォノイコライザーの役割とは?に一体型ターンテーブルプリメインアンプスピーカーレコードプレーヤー/ターンテーブルカートリッジフォノイコライザー●RIAAカーブとは?接続例Hz音量(dB)逆RIAARIAAフラット006-007 Analog Record Style すべてを一体化したモデルもある!アクティブスピーカーやシステムステレオでも代用できる!低音高音大小