ブックタイトルPREMIUM COMPACT AUDIO GUIDE vol.13

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概要

PREMIUM COMPACT AUDIO GUIDE vol.13

2013年に同社長年の顔「MCシリーズ」がQ世代へ更新された際に追加されたベース・グレードだ。伝統のMC発電回路にアルミ製カンチレバーと楕円針の組み合わせで、しっかり同社らしい音がする。「MC-Q」のベースモデル5万円弱という比較的廉価なクラスながら発電コイルに銀線を、スタイラスに無垢の楕円針が採用されているのも見逃せない。前世代から価格を据え置きつつ、着実に進化している注目モデル。吟味した材料を採用MC-Q5\30,000(税抜)SPEC ●適正針圧:2.3g ●自重:9gSPUと双璧をなし、同社ハイコンプライアンス型MCの代表である「MC20」の最新世代。発電コイルは高純度銅を採用、アルミカンチレバーの先端には無垢のラインコンタクト針が装着されている。SPUと並ぶMC型の定番MC-Q20\71,000(税抜)SPEC ●適正針圧:2.3g ●自重:9gMC-Q10\48,000(税抜)SPEC ●適正針圧:2.3g ●自重:9g伝説的名機の復刻版「SPU」は初号機が誕生してから60年を迎えようかという大変なロングセラーで、折々に上級バージョンや限定モデルがリリースされてきたが、ベースとなる製品も「Classic」「ClassicMK II」と変遷、少しずつ内容が変わってきた。「SPU#1」は、60年前の初期SPUをできるだけ忠実に復刻することを目指した製品で、MKIIよりも廉価に設定されているのが嬉しい。私も長年ベースモデルのSPUからClassic、MKIIと愛用し続けてきたが、本機は少し音が太く、濃厚になったような気がする。私のSPU初体験が1980年代だから、それより30年前の"元祖"SPUはこんな音だったのだな、と認識を新たにした次第だ。若い人にもぜひ体験してほしいサウンドだ。SPU#1S\58,000(税抜)SPEC ●適正針圧:4.0g ●自重:30g100年の歴史があるアナログブランド2018年で創業100周年を迎えるHi-Fiブランド「オルトフォン」。アナログ文化の隆盛を担い、今も「メイド・イン・デンマーク」にこだわり続ける同社の歴史、そしてヒットモデルを紹介しよう。文/炭山アキラ(オーディオ評論家)オルトフォンデンマークで、アクセル・ピーターセンとアーノルド・ポールセンが映画用の映像、音声同期方式であるトーキーの開発を開始。MC型を採用した名機「MC200」が誕生。レコードの頭出しも容易にできるクラブミュージック仕様のカートリッジ「ConcordeNight Club」を発表。世界初のモノラルMCを開発。1948ステレオMC「SPU」初号機発表。合理的かつ効率の良い設計方法は、その後世界のMC型カートリッジに多大なる影響を与えた。1959独自規格VMS型を開発。初号機「M15」を発売。1969初心者にもお薦めなHi-Fiカートリッジ198919811918From DENMARKMC方式オルトフォン100年の歩みB R A N D H I S T O R Y投 票No.110投 票No.111 投 票No.112 投 票No.113