ブックタイトルPREMIUM COMPACT AUDIO GUIDE Vol.14

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概要

PREMIUM COMPACT AUDIO GUIDE Vol.14

Analog Record Style 002-003Introduction?イントロダクション? 入手困難だった名盤のリイシューにも注目!高音質レーベルもあるオーディオファン垂涎の的であるリイシュー・レーベル「Mobile Fidelity」。独自のマスタリング技術を駆使したサウンドには多くのファンがおり、輸入数の少なさからSOLD OUTになることもしばしば。そんな高音質レーベルのレコードが昨年末ソニー・ミュージックより続々とリリースされている。高品質の目安「重量盤」レコードの販売ページなどで散見される「180g重量盤」という文字。これ実は高音質の指標となる大切なワードだ。というのも多くのレコードは120g程度で製造されており、それよりも重くすることでレコードの設置や回転を安定させる狙いがあるという。せっかくコレクションするなら重量盤にも目を光らせよう。アンテナを立てている読者の皆さんなら「アナログブーム」という言葉を何度か目にしたことがあるだろう。現在も果たしてブームの熱は続いているのだろうか。答えはイエスである。一概にレコードの生産数だけでは測れないが、約10年前と比較して約5倍も生産枚数が増えている。そうした動きは、世界中で起こっており、敏感に反応した現代を生きるアーティストたちからレコードはリリースされている。それは邦楽でも同様で、RADWIMPSやサカナクションなどからも新譜を含め積極的にリリースが続いている。12インチ盤、つまり30cmあるレコードジャケットは所有している実感を強く持てるし、何よりインテリアとして飾ってもいい。レコードは決して古いものではない。ぜひ、本誌と一緒に新しいレコードスタイルを築いていこう!2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017212102 1052104532684016627991063オーディオレコードアナログディスク生産実績10008006004002000千枚check 新作も続々と登場! 年々生産枚数は増加している アナログレコードは、中古が数多く流通していることから、過去の名盤やデジタル化されていないレア盤などを探す、いわゆる“ディグる”楽しみがある。海外では「レコードは消耗品」と扱われることもあるが、日本は大切に扱う方が多く、中古でもキレイな盤がある。中でも帯付きレコードは世界でも珍重されているくらいだ。だが中にはオリジナル盤が手に入らなかったり、状態が悪くてリスニングに耐えなかったりするケースもある。そんな時はリイシュー(復刻・再発)にも注目しよう。レコードショップに足を運ぶと、いまアナログブームなこともあり、ピカピカの名盤が店頭に並んでいる。よく見ると音質にこだわったレコードもある。これらは「高音質レーベル」からリリースされている盤で、オリジナルのマスターテープを現在のコンピューター技術で解析し、カッティング、プレスしているものが多い。こうした高音質盤は少々値が張るが、アナログとは思えないサウンドを楽しむことができるのだ。ノスタルジックに楽しむだけがレコードの魅力ではない。現在の技術で復刻されたサウンドにもぜひ注目してほしい。名盤も高音質になって復刻出典:一般社団法人 日本レコード協会