ブックタイトルPREMIUM COMPACT AUDIO GUIDE Vol.14

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概要

PREMIUM COMPACT AUDIO GUIDE Vol.14

ターンテーブルの設置場所音の要、カートリッジの取り付け方Settingネジを回すだけで簡単に外れるここが外れて交換できるの基礎の基を知ろう!「セッティング」オールインワンモデルを買えば必要ないが、自分で調整できるようになると、カスタマイズもできる。ここではターンテーブルの調整ポイントをチェック!文/編集部インシュレーターが動くなら、ここで水平を調整!基本はヘッドシェルとネジで固定されているだけなので、交換は誰でも迷わず行える。その際、カートリッジがまっすぐになるように取り付けよう。また作業時は針を保護するために、カバーは必ずしてほしい。ヘッドシェルとカートリッジはリード線と呼ばれる赤、青、白、緑といった線で接続する。左右の音声信号とアースであり、それぞれカートリッジの適切な場所に接続する必要がある。取り付けはラジオペンチなどで行おう。カートリッジの交換作業をする際は、ヘッドシェルの根元から針までの距離をメモし、同じ場所に針の位置がくるように調節しよう。カートリッジが付属しないターンテーブルなら取扱説明書を必ずチェックしてほしい。 レコード再生は非常に小さな針で、レコード表面の音溝から音の情報をピックアップする。そのためターンテーブルが傾いていると、針が溝を捉えることができず、正しく音を再生できない。そうしたトラブルを未然に防ぐためにターンテーブルはできるだけ水平に保たれた安定した場所に置いてほしい。もし少しガタガタするようなら、インシュレーターが可動するタイプなら動かして調整してほしい。その際、水準器を使うと正確に行えるので試してほしい。スマホアプリで水準器を検索すれば、無料アプリも多くあるのでこちらを試すのもいいだろう。 振動が多い場所に設置するのもできれば避けてほしい。テーブルやラックの振動がターンテーブルに伝わり、針飛びの原因にもなるからだ。カートリッジは針圧が軽いと大きな音が出ただけで飛んでしまうことがあるくらい繊細で、振動はレコード再生において大敵と覚えておこう。また、見逃しがちなのがスピーカーを近くに置いてしまうこと。スピーカーは振動波である音を発するので、筐体が細かく震えてしまう。その振動が設置台を伝わって、ターンテーブルに悪影響を及ぼす可能性があるのだ。平らな場所にまず置こうリード線針先の位置で音が変わる取り付けはネジを回すだけリード線は丁寧に扱おう針先の位置調整は大事