プレミアムヘッドホンガイド2013SUMMER page 15/116
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SPEC ●型式:オープンエアー・ダイナミック型 ●再生周波数特性:8~44,000Hz(-10dB) ●インピーダンス:150Ω ●ケーブルの長さ:3m ●質量:約292g(ケーブル除く)HD 800のデザインを踏襲しているが、中身は単....
SPEC ●型式:オープンエアー・ダイナミック型 ●再生周波数特性:8~44,000Hz(-10dB) ●インピーダンス:150Ω ●ケーブルの長さ:3m ●質量:約292g(ケーブル除く)HD 800のデザインを踏襲しているが、中身は単なる「ミニチュア版」ではなく、技術的なチャレンジが数多く盛り込まれた意欲作。ドライバーは新開発。高域の歪みを抑えるためにマグネット部分に穴を設けて空気の流れをコントロールしている。そのほかケーブルには銀メッキ処理された無酸素銅を採用。角度の付いたバックルにより自然で立体的な音像の再現を目指している。オーディオ評論家も激賞!的名機 ドイツ生産ではなくアイルランド生産であることをメリットのひとつに感じるマニアックな楽しみ方も大いにアリだが、最大の魅力といえば、軽快なボディサイズながら至高のゼンハイザーサウンドが詰め込まれていることだろう。時代を代表する名機「HD 800」はアンプに求めるクオリティが高く、使いこなしにはひと手間が必要。もっと手軽に、しかもロングセラー「HD 650」以上の高音質を楽しみたい方には本機がピッタリ。音色的には、往年の名機である「HD 600」を彷彿とさせてくれるような、帯域特性に秀でたフラット志向のサウンド。「HD 650」よりもこちらの方が好みという人は少なからずいるはずだし、「HD 598」からのステップアップには最有力候補となるだろう。同時に、スピーディーでキレのよい高域により、演奏のダイレクト感や鮮明さは格段のレベル。スタイリッシュな外観も含めて、完成度の高いモデルだ。ハイエンドをもっと身近に フラグシップイヤホン「IE 800」の描写は鋭敏。それに対してイヤーモニターの傑作「IE 80」の描写は柔軟な繊細さを備えている。たとえば女性ボーカルを優しく表現してほしいという方には「IE 80」がおすすめ。また低音の量感は「IE 80」の方に余裕があるので、重心を下げたバランスを好む方にも「IE 80」の音の方が好みにあうはずだ。そして低音といえば「IE 80」には、低音の出し具合を任意に調整できるトリム(小型ダイヤル)が用意されているのも特長のひとつ。トリムを最小にした状態でも低音の厚みは十分だが、そこをさらにプッシュできる。しかもこのトリムは電気的にではなくアコースティックな仕組みで低音を調整するので、効き方がとても自然。大胆に調整しても全体のバランスは崩れない。音を自分で調整する楽しさも存分に味わえる逸品だ。ボーカルと低域の表現に優れる選・文/オーディオ評論家野村ケンジ選・文/オーディオ評論家高橋 敦HD 700 \OPEN 投票No.003ゼンハイザーの新たな挑戦IE 80 \OPEN 投票No.005完成度の高いベストセラーお問い合わせ:ゼンハイザージャパン ?03-6406-8911 http://www.sennheiser.co.jp/提供/ゼンハイザージャパン株式会社自然で立体的なサウンドSPEC ●型式:ダイナミック型 ●再生周波数特性:10~20,000Hz ●インピーダンス:16Ω ●ケーブルの長さ:1.2m ●質量:約16g ●付属品:イヤーチップ4種、キャリングケース、イヤーフック、ケーブルクリップ、クリーニングツールゼンハイザーの定番イヤーモニター。ハウジングトップにアルミプレートを採用。美しいデザインと高音質を両立させている。形状が異なる4種類のイヤーチップ(標準、ラメラ、ウレタン、モールド)を同梱するほか、さらに低音の量感をコントロールできる「つまみ」を本体に備えており、サウンドをお好みで細かくチューニングできるのも面白い仕掛けだ。低音の量感をコントロールPREMIUM HEADPHONE GUIDE 15