プレミアムヘッドホンガイド2013SUMMER

プレミアムヘッドホンガイド2013SUMMER page 79/116

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PREMIUM HEADPHONE GUIDE 79MDR-1R\30,975〈密閉型〉 現在のソニーのヘッドホンを代表するモデル。液晶ポリマーフィルム振動板などの採用で性能を引き上げた「HDドライバーユニット」、空気孔によって低音の立ち上....

PREMIUM HEADPHONE GUIDE 79MDR-1R\30,975〈密閉型〉 現在のソニーのヘッドホンを代表するモデル。液晶ポリマーフィルム振動板などの採用で性能を引き上げた「HDドライバーユニット」、空気孔によって低音の立ち上がり等を制御する「Best Responce Control」など、技術的な特長は枚挙にいとまがない。しかし、技術面より肝心なのは音づくりのコンセプト。流行のEDMなどで重要な低音のポイントを的確に引き出し、シビアな再現性に偏りすぎず楽しめる音を生み出す。それを実現していることこそがこのヘッドホンの存在価値といえよう。また、ハイエンドヘッドホンとしてはコンパクトで装着感にも優れ、「外で使えるハイエンド」であることも特筆できる。このモデルをベースに展開されているノイズキャンセリングとワイヤレスのモデルにも注目だ。 音を聴いてまず感じるのはドライブやグルーヴのノリのよさ、楽しさ。前述の低音のポイントが巧くプッシュされており、たとえばベースのブリブリとした弾力がそれを強めていすべてのミュージックラヴァーに捧ぐソニー渾身のプレミアムヘッドホン低音を巧みにプッシュしたグルーヴ感、ノリのよさを味わえるる。低音の音づくりは実に絶妙だ。クラブ系サウンドのディープなベースを再現できる太さ、深みを持ちながら、他のジャンルの曲を聴いたときに低音が出過ぎて邪魔になることはない。バランス感覚も見事。それもあって空間に音を詰め込みすぎた密集感もなく、描き込まれた細かな音が余白を残して各所に適当に配置されていて音場感も豊かだ。心躍るグルーヴとハイエンド的な緻密な再現性をあわせ持つ、新しいサウンドが実現されている。(高橋 敦)投票No.135問 ソニー ?0120-777-886  http://www.sony.jp/左/カラーはシルバー×ブラウンに加えて、赤の差し色が鮮やかなブラックモデルもラインアップ。また、低反発ウレタンを立体的に裁縫したイヤーパッドは、内側に倒れこむ構造を採用しており、耳を包み込み、高い気密性を実現する。 右/スイーベル式のヘッドホンをしまうのにピッタリな巾着型のポーチと、3ボタンリモコン&マイクを備えるケーブルを付属。40mmのドライバーユニットには、ソニーのモニターヘッドホンのトップモデル「MDR-Z1000」と同じ「液晶ポリマーフィルム振動板」を搭載。高剛性、高い内部損失を両立し、高解像の中高域を獲得した。また、軽量ボイスコイルの採用で、レスポンスのはやいパワフルな低音まで、広帯域再生を目指している。SPEC ●型式:密閉型 ●ドライバー口径:40mm ●再生周波数帯域:4~80,000Hz ●インピーダンス:24Ω ●ケーブルの長さ:1.2m ●質量:約240g(ケーブル含まず) ●付属品:3ボタンリモコン&マイク付きケーブル(1.2m)、キャリングポーチこだわりの振動板を採用!SonyCHECK!フリーマガジン10号記念!?プレゼントアンケートはこちら