プレミアムヘッドホンガイド2013SUMMER page 94/116
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94 PREMIUM HEADPHONE GUIDE厳選!ヘッドホンアンプiBasso Audioから、名刺より小型で、機能も魅力的なポータブルヘッドホンアンプ「D zero-SE」が誕生した。「D12 Hj」を頂点とした「Dシリーズ」の末弟に位置づけら....
94 PREMIUM HEADPHONE GUIDE厳選!ヘッドホンアンプiBasso Audioから、名刺より小型で、機能も魅力的なポータブルヘッドホンアンプ「D zero-SE」が誕生した。「D12 Hj」を頂点とした「Dシリーズ」の末弟に位置づけられ、ヘッドホンアンプ部は、オールインワンタイプのICを使用せず、オペアンプとコンデンサーで構成するなど、細部まで音質にこだわっている。また、同社の十八番ともいえるUSB DAC機能は、実売1万円台のクラスでも搭載。D A C 部にはE S STechnology社の「ES9023」を採用し、最高48kHz/16bitまでの音源に対応する。興味深いのは、USB AUDIO機能を持つAndroid端末にも対応していることだ。公式ではGalaxy S3の対応が謳われているが、筆者所有のi r i v e r の「I T Q 7 0 1WOW」を、付属の金メッキ加工のOTGケーブルで接続してみると、きちんと音声が出力された。すべてのAndroid端末が対応してはいないが、ステレオミニ出力のクオリティが重要視されていないスマホにとって、この機能はかなりうれしい。 機能性以上に、サウンドも魅力的だ。iBasso Audioらしいダイレクト感の高い、メリハリのある音が特徴で、躍動感あふれる音楽を聴かせてくれる。低域の駆動力も高く、1万円以下のイヤホンとも相性がよかった。一方、「ES9023」の恩恵か、音に解像感があり、ニュアンスをきめ細かく伝えてくれるため、クラシックも聴きごたえがある。価格やサイズを考えると、望外なくらいコスパの高い製品といえよう。(野村ケンジ)SPEC ●最大出力:90mW+90mW(16Ω) ●周波数特性:10~100,000Hz、-0.5dB(アンプ) ●対応サンプリング周波数/ビット数:48kHz/16bit ●入力端子:ステレオミニ×1、USBミニ×1 ●出力端子:ステレオミニ×2 ●電池持続時間:連続25時間(使用条件によって短くなる場合あり) ●外形寸法:55W×11H×79Dmm ●質量:60g背面には、充電とデジタル信号の入力を行うUSB miniB端子と、「CHARGE」スイッチ、HIGHとLOWから選択できるゲインスイッチがある。また、堅牢なアルミボディには、高級感のあるヘアライン仕上げが施され、どのオーディオプレーヤーともスマートにマッチさせることができるだろう。D zero-SEiBasso Audio投票No.163Android端末とのデジタル接続は、Android端末がUSB Audioをサポートする必要があり、機種やOSのバージョンによって接続できないモデルもある。編集部で検証したところ、ドコモのXperia AやXperia Zは動作確認できた。Androidのデジタル接続に対応スマホも手軽にいい音で!カードサイズ・ヘッドホンアンプ\OPEN〈USB DAC内蔵ポータブルヘッドホンアンプ〉問 ヒビノインターサウンド ?03-5783-3880 http://www.hibino-intersound.co.jp/ibasso_audio/ここがポイント小型筐体にDACを内蔵!サウンドは躍動感にあふれる