プレミアムヘッドホンガイド2013SUMMER page 96/116
このページは プレミアムヘッドホンガイド2013SUMMER の電子ブックに掲載されている96ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。
概要:
96 PREMIUM HEADPHONE GUIDE厳選!ヘッドホンアンプ オルトフォンはアナログレコード全盛時代からの歴史あるオーディオブランド。現在もレコードのカートリッジなどアナログ技術にこだわった製品開発・展開を行って....
96 PREMIUM HEADPHONE GUIDE厳選!ヘッドホンアンプ オルトフォンはアナログレコード全盛時代からの歴史あるオーディオブランド。現在もレコードのカートリッジなどアナログ技術にこだわった製品開発・展開を行っている。「MHd-Q7」は、そのオルトフォン渾身のポータブルヘッドホンアンプ。高品質無垢アルミから削り出した筐体とボリュームノブは、まずその美しさに目を引かれるが、堅牢さと重量は安定した再生音質にも貢献しているところだろう。ボリュームは電源スイッチも兼ね、他のスイッチ類を排することでシンプルなデザインを実現。縦置きも想定された筐体なので、使う場所に応じた置き方ができる。回路は、出来合いのチップを使うのではなく、電子部品を組み上げて構成するディスクリート回路を採用。実用性の面で気になる駆動時間も連続18時間と余裕がある。充電はUSBで行う。 音を聴いて印象的なのはその音の柔らかさ。ロックの激しいシンバルもクラブサウンドのエッジィなシンセベースも、耳に刺さるような成分が和らげられて優しい音色だ。しかし物足りない柔らかさはなく、上質な柔らかさであることがポイント。ブランドの命題であるアナログの感触がこのアンプでも実現されている。音数が多くパッと華やかなテクノポップスを聴いても、耳障りにならなく好感触だが、女性ボーカルのジャズを聴くとさらにしっくりくる。ウッドベースの柔軟で豊かなボリューム感に支えられたボーカルのしっとりとした湿度感が絶品。歌に浸りたい方にはとくにおすすめしたいアンプだ。(高橋 敦)SPEC ●最大出力:90mW+90mW(16Ω) ●周波数特性:15~100,000Hz、-3dB ●入力端子:ステレオミニ×1、USBミニ×(充電用)1 ●出力端子:ステレオミニ×1 ●連続再生時間:約18時間 ●外形寸法:67W×27H×84Dmm ●質量:150g左/背面部にはブラックのアルミパネルを採用。USB mini B端子を1系統搭載しているが、これは充電専用。3時間の充電で約18時間の再生が可能だ。右/縦置きにも対応。ボリュームノブの目盛りが、横置き時に10時の方向を向いているのは、縦置き時を想定したもの!MHd-Q7ortofon投票No.165再生機器との接続はステレオミニ端子を使用する。iPodや"ウォークマン"と組み合わせても、重厚感ある削り出しのアルミボディは存在感バッチリ。それもそのはず、据え置き機の「Hd-Q7」の音をポータブルにすることをコンセプトに開発されたからだ。据え置き機のような佇まいハイファイの基本に忠実な設計オーディオブランド渾身の逸品\37,590〈ポータブルヘッドホンアンプ〉問 オルトフォンジャパン ?03-3818-5243 http://www.ortofon.jp/ここがポイント上質な音の柔らかさにアナログの感触を感じる