ブックタイトルVGP2016 受賞製品お買い物ガイド

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VGP2016 受賞製品お買い物ガイド

TREND 1 映画館で話題の新しいサラウンド方式「ドルビーアトモス」の採用が、家庭用のAVアンプにも広まっている。ドルビーアトモスは、従来のサラウンドに比べ、天井スピーカーが加わったのが特徴。頭上から音が降り注ぐ効果はもちろん、上下の移動感、そして全方位から音に包み込まれる臨場感が桁違いで、音のプラネタリウムと言ったところだ。音に包み込まれる臨場感が桁違い!技術的には、「オブジェクト」という概念が採り入れられたのが画期的。これは、音声収録時に固定されたチャンネルに振り分けてしまうのではなく「オブジェクト」、すなわち「対象となる音」について、移動情報をデータとして付加するもの。これにより、各家庭で異なるスピーカーの数や設置位置に応じて最適化を行い、立体効果を最大限に引き出すことができる。 実際にドルビーアトモスを体験すると、その効果は歴然。空から降り注ぐ雨のように、上下に移動する効果音の再現はもちろん、頭上にも音が満ちることで音に包み込まれる感覚が何倍にも増幅され、映像の世界にグイグイと引き込まれて行く。また、新しい作品では、アトモスを前提としたサウンド演出も多く、アトモスでこそ制作者の狙いが理解できる場合もあるほどだ。最近では、もうひとつのオブジェクトベースオーディオである「DTS:X」が登場。対応AVアンプやソフトも続々登場予定で目が離せない!『アメリカン・スナイパー』ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント\3,790(税抜) 英Dolby Atmos天井から音が降りそそぐAVアンプのトレンド6新たな楽しみ満載!手軽にアトモスをはじめるならコレ最新AVアンプは、されどAVアンプにあらず。基本性能の進化はもちろん、最新サラウンドフォーマットやハイレゾ、4Kへの対応、スマホ連携など、新たな魅力が満載です。ここでは最新モデルのトレンドをご紹介。ますます広がる新たな楽しみをお伝えしていきます。映画館の最新フォーマットドルビーアトモスは、2012年にドルビーラボラトリーズが発表した最新サラウンドフォーマット。スピーカーを従来の壁面に加え、天井にも設置することで、高さを含む3次元サウンドを実現しているのが特徴だ。日本では、「TOHOシネマズ ららぽーと船橋」を皮切りに、全国17カ所に拡大予定。映画館を訪れた人々を感動の渦に巻き込んでいる。ドルビーアトモス採用ソフトも続々!ドルビーアトモスを採用したブルーレイソフトは、昨年から登場しており、そのタイトルも着々と増えている。最近、特に話題になったのは、戦争映画で最高の興行収入を上げた『アメリカン・スナイパー』。また、過去にドルビーアトモス版ではない通常版でリリースされた『シカゴ』や『ゼロ・グラビティ』が新たにドルビーアトモス版で発売されたことも記憶に新しい。そんななか、国内初のドルビーアトモス採用作品かつアニメ作品として登場したのが、押井守監督の『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』。アクションからドラマ、アニメまで、ジャンルも増えたドルビーアトモスに注目!DENON AVR-X1200W\57,500(税抜)問ディーアンドエムホールディングス ??0570-666-1125万円台という低価格設定ながら、ドルビーアトモスに標準対応。全チャンネルディスクリート構成の7chパワーアンプを搭載し、ドルビーが推奨する一番ミニマムなスピーカー配置「5.1.2ch」の出力が可能。さらに、DTS:Xにもファームウェアアップデートで対応予定。新開発のクアッドコアDSPにより、高い処理能力を求められるオブジェクトベースオーディオのレンダリングにも余裕を持って対応することができる。5万円台でアトモスが楽しめる!文/鴻池賢三