ブックタイトルVGP2018 受賞製品お買い物ガイド

概要

VGP2018 受賞製品お買い物ガイド

　映画の世界に欠かせない「黒（ブラック）」。無限に広がる宇宙空間や闇夜のシーン、艶やかな黒髪や衣装の質感など、物語の核心に迫り、感情の起伏を表現するうえで、欠かせない色でありながら、暗部表現はこれまでの液晶テレビにとって、原理的に泣きどころといえるポイントでした。しかし、有機ＥＬテレビはひとつひとつの画素を完全に消すことができるため、ほぼ無限大のコントラストが得られます。さらに液晶と比べて視野角が圧倒的に広く、どの角度からみても美しい映像が得られます。つまり、映画好きのリビングに最適なテレビといえます。　また、Ｕｌｔｒａ ＨＤブルーレイシネフィルなら見逃せない圧倒的なコントラストにも採用された４Ｋ／ＨＤＲ映像の魅力を余すことなく再現できます。とくにＨＤＲは、明るいシーンも暗いシーンも、豊富な色情報とともに届けてくれるため、これまでにない臨場感あふれる映像が体験できます。　とはいえ現段階では、液晶にも有機ＥＬと比較して有利な点もあります。それぞれのテレビの特長を比較表でまとめてみましたので、ご自宅のライフスタイルと照らしあわせて、最適な方式がどちらなのか、検討してみてください。また、次ページからは、有機ＥＬテレビの２０１７年モデルの商品紹介を兼ねながら、さらにワンランク上の視聴体験が得られるようにそれらを使ったリビングシアター構築のポイントを解説しました。有機ELテレビお買い物ガイド新時代のプレミアムテレビ有機ELと液晶はココが違う！自発光ならではの広い視野角、無限大のコントラストが生む、美しい映像。いま話題のプレミアムテレビ、有機ELの選び方、液晶との違いなどを徹底解説!さらに、臨場感を高めるサウンドシステム構築のポイントもガイドします。視野角コントラスト精細感色再現性動画応答性階調性デザイン性消費電力自発光のため優秀視野角の制限が少ないVAと比較して弱い視野角の制限がある漆黒表現ができ、ほぼ無限大IPSと比較して優秀画素の高密度化が比較的容易一歩リード。8Kテレビも登場高色域化が進んでいる高色域化が進んでいる応答速度がはやい応答速度に課題がある暗部の階調表現に課題があるバックライト制御でかなり引き出せるスリムにしやすくカーブ型でもつくれるスリム化が進んでいる改善の余地があるバックライト制御などで、近年は増加傾向有機ＥＬテレビ液晶テレビVA IPS