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DGP2014SUMMER

総合賞  受賞モデルDIGITAL CAMERA GRAND-PRIX 2014 SUMMER6※掲載商品には、一部取り扱いのない商品も含まれます。総合金賞<デジタル一眼> 総合金賞<ミラーレス>NIKONDf<投票№ 1 >FUJIFILMFUJIFILM X-T1<投票№ 2 >「Df」はダイヤル操作を採用した操作系や、クラシカルなデザインの採用により、懐古的なモデルと思われがちですが、その本質は“写真を愉しむ”というコンセプトにあります。これまでデジタルカメラは実用的な価値、つまり画素数の向上や、機能性の向上を重視して進化してきました。しかし写真の愉しみは、単に撮影した写真の画質だけでなく、撮る過程や、カメラを所有するという喜びにまで至る奥深いもの。Dfは、そういった撮影者の感性に訴える、懐の深さを感じさせるモデルであり、単なる機能や画素数を超えたデジタルカメラの本質的な楽しさを再認識させてくれる魅力的なモデルといえるでしょう。撮影者の感性に語りかけ撮る愉しみを味わえる意欲作富士フイルムの創業80周年記念モデルとして登場したこのX-T1は、富士フイルムのレンズ交換式カメラ、Xシリーズのまさに集大成というべきモデル。センサーには独自の「X-Trans CMOS Ⅱ」を採用し、完成度の高いJPEG画質を実現。レスポンスのよい高速AF&高速連写、防塵防滴仕様のボディなど、Xシリーズの開発で積み上げた技術が携帯性の高いボディに凝縮され、きわめてバランスのよいモデルに仕上がっています。さらに、ミラーレスの欠点といわれるEVFの視認性やレスポンスも大幅に改善。交換レンズも高性能なレンズが出揃い、システムとしての充実度も含め、Xシリーズの魅力を存分に味わえる1台といえるでしょう。積み上げた技術を凝縮させたX シリーズの集大成的モデル明るく変化した部分のみを合成してくれる比較明合成をカメラ内で行い、星景写真などを簡単かつ失敗なく撮影できる機能です。設定の自由度も高く、狙い通りの写真が得やすい点も高い評価に値します。「ライブコンポジット」(比較明合成)の開発および実装に対してオリンパスイメージング株式会社レンズデータを元にしたボケ量から被写体までの距離を算出し、素早く正確なピント合わせを実現。位相差AF、コントラストAFのよさを兼ね備えた、第3のAFシステムとして、将来が楽しみな技術です。「空間認識AF」の開発および実装に対してパナソニック株式会社ライブビュー画面とフォーカスアシスト画面を一画面に表示するなど、高精細なEVFならでは利便性の追求は、ファインダーにこだわるフジフイルムならではの取り組みとして高く評価します。「マルチモード・ビューファインダー」の開発および実装に対して富士フイルムイメージングシステムズ株式会社ミラーレス機ならではのレンズワークや操作性を犠牲にすることなく、4K撮影機能を実現しており、静止画撮影の延長線上で楽しめる点は実に魅力であり、意義のある取り組みといえるでしょう。ミラーレスにおける4K撮影の実現および4K映像への取り組みに対してパナソニック株式会社交換レンズのすべての収差を測定できると計測装置「OPTIA」を、総合的なシステムとして開発。そのシステムを運用して製品を作り出してきた点を高く評価します。今後の展開にも期待がかかる技術です。交換レンズ用の収差測定装置「OPTIA」の開発および運用に対して株式会社ニコンこれまで蛍光管のみだった色評価用スタンドに、長寿命で手軽に使えるLED光源を用い、製品化まで結びつけた点は、実に意義のある取り組み。今後につながる技術として高く評価します。LEDを採用した色評価用スタンド「Z-80pro-EIZO」の開発に対してEIZO株式会社/山田照明株式会社